昨日も講演を聴いてきました.いつものようにメモをとりましたが,とりまとめをする体力が今なぜかありません.
かわりに,講演の中で感じたことを*1.
「分析対象を図で表現することで,問題点が浮かび上がってくる」というのが,講演の終盤の主張の一つでした.
ここに主語が隠れています.「図で表現する」のは,システムの開発者というよりは,開発と距離を置いたいわば分析者であるか,開発者の中であれば,上流工程upper processの人になるでしょう.だれでも,その図の描き方(記法)を教われば図にできる,というわけではありませんね*2.
ひるがえって自分はというと…試験やレポート,研究室の中で,図にするようよく指示しています.図にするのが当たり前とか,作れば作るほど上達する,と思い込んでいて,能力向上のアドバイスをすることは非常に少ないです.
なぜ図にするのか,図を見るとだれがどんな風に感じることになるか(に配慮して図にするということ),について,もっとアピールしないといけないな,と思うようになった講演でした.