わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

研究とは山登り

研究とは,山登りのようなものである.
それぞれが山頂を目指して登る.
グループで山登りをしていても,途中で分岐する.
院生と卒研生が一緒のとき,道が重なることもある.
研究では,登っている山を大きくしたり小さくしたり,形を変えたりchange the shapeできる.
「できる」というより,するのが普通.
それが,研究という名の山登り.

指導教員の姿を見かけることもある.
一人の指導教員が,何人かの登山者を見守る.
登山がうまくいくよう,あの手この手でサポートする.
便利な道具が出てくることもある.使うかどうかは,登山者次第.
高すぎる山に,ロープウェイを敷くこともある.
指導教員もまた山を登っているのだけど,
たいていの卒研生はそのことに気づかない.

登頂すれば研究完了…ではない.
どんな山に,どんな方法やルートでアタックしたかを書き記すのが,論文.
それを10分に凝縮して人前でしゃべるのが,卒研発表.
どうやって登ったかは,めったに後輩に語り継がれないけど,
山とルートを保存したものは,いいのも悪いのも,後輩の参考になっている.
いいのも悪いのも合わせて,研究室のコレクションだ.