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「レポートは両面印刷していいですか?」
「いえ,私の科目も他の科目も,レポートでは片面のみ使って書くようにしてください」
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単一換字暗号の解読を通じて,分かることがあります.それは,「暗号文が長いほど,解読の手がかり*1を与える」ということです.
「1文字の暗号文」を解読するのは,無理です.1000字になると,難しさが1000倍になるかというとそうではなく,出現している文字やその並び…前後関係とも言いますが…から,ここはこれだろうと推測しやすくなるわけです.
暗号に限らず,「情報が多いほど,理解の手がかりを与える」とも言えます.これは例えば,授業で未知語an unknown wordを理解するときに役立ちます.定義だけではさっぱり分からない,というときは,その未知語がどこで使われるかを見ていくのです*2.いくつかの使用例を通じて,その未知語がどういうものなのかが分かってくる,ということです.
もう一つの応用例は,顔と名前を覚えることです.会社に入ったら,部署の,10人とか20人とかを,せいぜい1か月以内に覚えないといけないでしょう.初対面ですべて覚えられるというのは,特殊な能力で,私を含め普通は,1回では無理です.ですが,仕事をしていったり教わったりしていく中で,それぞれの人のやっていることと顔と名前を結びつけていけば,覚えやすいものです.