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構造体プログラミングの実例(7+)〜コメント追加

次回が最終回と言ったのですが,それまでに1点,すべきことが抜けていました.
「仕様と入力例を書いておくこと」です.
入出力の仕様は,自分で定めたものであり,かつ自明でないのでした.なので,その情報がないと,他の人はどう実行すればいいのか,困ってしまうのでした.
ソースファイルと別に文書(READMEと書いて「リードミー」と呼ばれます)を用意するのもひとつのやり方ですが,小さなプログラムでは,何をするプログラムなのか,どんな入力をとるのかをコメントに入れて,一つのファイルとするのが簡潔だし,ファイルの流通もしやすくなります.
今回については,以下の情報をつけます.場所は,#includeの直前にしましょう*1

/***********************************************************************
  仕様:
  ・入力は標準入力から,出力は標準出力へ.ASCII文字のみを使用する.
  ・入力の1行目は,全プレイヤーの名前.2文字以上20文字以下.
  ・入力の2行目以降は,「!」であればその時点の表を出力する.
   「x>y」(xとyは1行目に出るプレイヤー名)であれば,xはyに勝ち,
   yはxに負けの情報を保存する.

  入力例:
WNM
!
W>N
W>M
M>N
!
 ***********************************************************************/

入力例のインデントがおかしいように見えますが,これは,コピー・ペーストできるようにしているためです.
出力例は,なくてもいいでしょう.うまく動けば,それなりの出力になるのですから.

*1:ソースファイルの末尾に書くという流儀もあります.