わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

1年生に贈るプレゼンテーションのコツ(1)

担当している1年ゼミでは,これから何週間かかけて,PowerPointを使ったプレゼンテーションをやってもらうことにします.
プレゼンテーション実施に際して,考えるべきこと,やるべきこと,やってはいけないことなどがいろいろあるなあと思いまして,自分の経験を整理することにしました.
分量が多いので,何回かに分けて公開します.

準備

  • プレゼンテーションとは,自分の情報や感情を「プレゼント」すること.
  • 聴衆(どんな人が聞くか)に配慮する.聞く人に応じて,語句・表現や,背景説明の分量を調節する.
  • プレゼンテーションの時間を確認する.時間オーバーは最もやってはならないこと.質疑応答がある場合,「話す時間」と「質疑の時間」がそれぞれ何分か,チェックする.

用語

  • プレゼン: プレゼンテーションの短縮形.
  • プレゼンターpresenter: 発表する人.「プレゼンテーター」は間違い*1
  • スピーカー: これも,発表する人を指すことが多い.大きな音が出る装置,という意味で使われることは,少ない.
  • スライド: 画面に表示される1枚のこと.「ページ」も同じ意味.昔の表現を,コンピュータでプレゼンが当たり前にになった今でも使っている.
  • トーク: 話すこと.質疑応答は含まれない.
  • ディスカッション: 質疑応答のこと.
  • コメント: ディスカッションは通常「聴衆が質問して,発表者が答える」でなければならないが,質問者が教員など上位にあり,所感や改善案などを言いたいときに使う.
  • PPT: PowerPointの短縮形.「パワポ」と言う人もいる.

*1:「コメンテーター」の誤用か?