わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

問題解決を支援する本

デザイン能力と問題解決には,密接な関係があると考えています.極端な考え方かもしれませんが,従来から言われてきた「問題解決」を,工学上の問題に適用するのが,「デザイン」(設計,エンジニアリングデザイン)です.逆に,工学系学科でその分野の設計手法を身につけておけば,社会人になってから,ビジネスでの問題解決に活用できるかもしれません.
ともあれ,ここのところ,「問題解決」に関係する本を買って読んでいました.

この4冊に共通しているのは,効果的な図の使用use figures in an effective mannerです.『チームハックス』は少なめですが,あとの3冊は,図だけ見ていっても主張がつかめるようになっています.
これは4冊が共通して主張しているわけではないのですが,読んでいくと,問題解決の基本は,大きな難題を,小さくて簡単な問題に“うまく”分割することだなあと感じるようになりました.単に分割することなら,日常誰でもやっています.“うまく”のところが肝心で,だからこそそれぞれの著者が,おのおのの問題意識や経験をもとに本を書かれ,さまざまな「問題解決本」が出版されているわけですね.