Shift + PageUp / PageDown
端末でコマンドを実行して,その出力が1画面を超えるとき,マウスに手が伸びたりしていませんか?
多くの端末エミュレータで,Shiftを押しながら「Page Up」*1というキーを押すと,出力を遡って見ることができます.この操作を「バックスクロール」といいます(参考1,参考2).
戻りたい方向は,Shiftを押しながら,「Page Down」です.
それ以外のキーを押せば,最下段に戻ります.
コマンドプロンプトが出ているときでも,出ていない(何か処理させていて,次の出力がなかなか出ないtake forever to see the next output)ときにも使えます.
GNU screenでは
screenで遡るとき,C-a Escとタイプするのが基本ですが,私はEscの代わりにC-[を使うようにしています*2.
C-a C-[でバックスクロールモード開始,C-uで半画面上がり,C-dで半画面下がり,C-[で終了です.
この間ずっと,Ctrlキーを離しません.
screenでコピー・ペーストを滅多にしないので,このほうが快適なのです.
同じコマンドを何度もコンパイルする人へ
コンパイル,デバッグ,コンパイル,デバッグ,…としていく場合,どこがコマンド出力の最初だったか,分かりにくいことがあります.
コマンド実行の前に,空打ちEnterを3回くらいしてから,実行後に遡ってみましょう.
*1:ノートPCやHappy Hacking Keyboardなどでは,Fnを押しながら,下矢印で,Page Upです.実際私の環境では,Shift+Fn+↑/↓をよく使います.
*2:それと別に,C-aも,~/.screenに指定を書いて別の文字にしているのです.