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大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

進学か就職か,1か月で決める方法

この時期,就職活動をしながらも,どの企業が自分に向いているかまだ感触がつかめないとか,もともと就職を考えていたけど研究室の先生が進学を強く勧めるくるとか,あるかもしれません.どこの企業に就職すればいいかについては,採る企業さんの都合もあるので,はっきり言って,何とも言えませんが,「進学か就職か」に限れば,ある程度アドバイスできそうなので,書いてみます.
まずは,研究ノート*1とは別に,「進路ノート」とでも呼ぶノートを用意してください.
そこに,1ページを1日として,もちろん今日を先頭のページとして,最後のページまで,日付を振ってください.年月日のほか曜日も忘れずに.
次に,進学・就職について,自分なりに考えたこと,先生・先輩・同輩から聞いて記録に残したいと思ったこと,読んで興味を覚えた本や資料やWebの情報*2を,ノートに書いてください.1ページに書ききれないことがあったら,それは情報の取りすぎですので,取捨選択しましょう*3.なお,何も書かない日が出てもかまいません.このノートは,全てのページを充実させることが目的ではありませんから.
ある程度記録したところで,「進学が就職かを決定する日」を決定し,そのページには,結論を書くための枠囲みをつけてください.その後は,毎日1回でいいので,ノートを先頭から見て振り返ってください.
そうして自分で決定した日に下した結論を,大事にしてください.
このように行動することで,「複数の選択肢から合理的な手順で一つを選ぶ能力(いわゆる決断力)」「過去と未来をコントロールする能力」「外からの情報や内面から出るアイデアを目に見える形にする能力」が少しでも向上できれば幸いです.これらの能力は,研究室内で研究を進めるときにも発揮されることでしょう.

*1:当研究室のみなさんへ.ミーティングの際に作成する(してきた)Wordファイルなどを,「研究ノート」とみなすこともできますが,そうではなく,私にさえも見せることのないようなノートを作って,研究については何でもいいからそこに書き込む習慣をつけてください.

*2:Webページは,ブラウザでブックマークしておくことも大事ですが,画面で見るので終わらず,タイトルや,なるほどと思ったフレーズを書き出すようにしましょう.

*3:どうしても書きたいというときは,別のページに書くよりは,1枚,紙を用意して書き込み,貼りつけるほうがいいでしょうね.