わさっきhb

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研究紹介ポスターづくり(2)

つづきです.今回は「computing」のカテゴリもつきます.

何で描くか?

できそうな方法を並べてみます.

  • PowerPointで描き,拡大してPDFにする
  • Inkscapeで,B1で描き,PDFにエクスポートする
  • Inkscapeで,A4で描いてEPSで保存し,TeXに乗せて,B1に拡大する
  • (ほかなにかあったかなあ…)

Inkscapeのみで作ることに決めました.大きさは,mm単位で設定すれば,B1等倍にできました.編集用のファイルはInkscape標準のSVG形式とし,何度かPDFで保存しました.Adobe Readerで読み出して,問題なさそうです.
Inkscapeのバージョンは0.46です.Windows Vista上で描きました.直線,長方形,角丸長方形,円と楕円も描けます.ただ,矢印は期待通りの図形にならず*1,採用しないことにしました.
日本語文字を置くこともできます.フォントメニューからですが,左寄せ・右寄せ・センタリングの指定もできます.

画像の貼り付け

PowerPointで描いていた3つの研究事例紹介には,ラスタ画像を貼り付けています.さてInkscapeに載せられるか…あっけないほど簡単でした.ドラッグ・ドロップできました.
なのですが,保存してできるSVGファイルのサイズが小さいことに気づきました.Meadowで開いて調べてみると,外部のPNGファイルを参照していました.デスクトップに置かれた画像ファイルを,SVGファイルと同じフォルダに置き,手作業でSVGファイル内のパスを相対パスに書き換えました.
そうすると,保存時に,文字コードに関する質問が来ました.「〜」の文字を,うまく認識してくれないようです.テキストエディタxyzzyに切り替え,パス書き換えからやり直したら,うまくいきました.

枠を描き,パーツを配置して,微調整

隅から隅まで描くのではなく,外周2cmほどはフレームで見えなくなるのでそこには描かないことにします.
それにしてもB1は大きいです.最初に,点線の箱を置きながら,どこに何を描くかを決めていきました.
フォントは,タイトルとサブタイトルのみMS Pゴシック,他は等幅のMS ゴシック.英字は日本語に合わせ,英単語のみのところはArialにしました.
フォントサイズは,タイトルは160pt.字の文は72ptか48pt.図中の最小の文字で36pt.
線の太さは,目分量で,4ptを基本にしました.
Inkscapeでよく使うのは,ショートカットを覚えました.

  • Shift-Ctrl-Aで整列
  • フィルとストロークはShift-Ctrl-F
  • 微調整するXMLエディタはShift-Ctrl-X

あとはGUIで.

色調整

POP市場さんとこでは,色校正が出せるそうですが,予算面でも日程面でも,見る余裕はなさそうです.
インクジェットプリンタと,レーザプリンタでA4に印刷して,見ために問題ないことを確認しました.
あとは,色合いがおかしくならないのを祈るのみです.

発注,そして納品

Webフォームに記入して少し待つと,メールが来ました,
原稿メールで送ると,内容ご確認の上,OKの返事.
支払いは翌日早朝にオンラインバンクで.
並行して,立替払の学内申請をしました.
忙しいときは7営業日と書かれていましたが,幸いにも,水曜に注文して金曜に受け取りました.
ただすぐにこれをフレームにはめ込むことはできません.学内の予算関係の事務に,現品確認をしてもらわないといけないのです.
ロールされたポスターですので,運ぶのは問題ないでしょう.と学科事務に依頼すると,写真を撮って送ればよかったようです.んでその作業も,学科事務さんがなさっていました.お手数おかけしまくりです.

出来上がりを見て

月並みですが,「大きいことはいいことだ」です.
ポスターの中身にご関心の方は,8月3日のオープンキャンパスの折に,お越しくださいませ.

*1:矢印に色をつけても,矢の先が黒のままというのは困りものです.