わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

説明会にて

(同日19時すぎに,カテゴリを「大学」から「和大」に変更しました.)
昨日,大講義室へ足を運びました.
来週(実質的には来月)から稼働する,学内教務システムの説明会に出席するためです.
何といっても,今後はこれで,成績報告をするというのですから,使い方を知っておかないといけません.
そういえば,この教務システムについては,先月の国際会議でも(もちろん日本人から)尋ねられたのでした.
さて,そのシステムのことではなく,「説明会」に関して,思ったことを書いておきます.

  • 全体像の説明がなく,使い方の解説に終始していました.システムの位置づけ,説明のあった2種類のシステムの使い分け,システムの主要機能をどんなときに使う(と想定している)かが見えなかったのは,残念です.あと,説明に何分,質疑に何分をとるといった時間配分の説明も,ありませんでした.
  • 「資料の何ページです(をご覧ください)」という言い方がありませんでした.ずっと画面を見ろということですか.まあ暗かったですし.
  • 資料を参加者が印刷する方針は,よかったと思います.あからさまな印刷コスト削減だなあと思ったものですが,しかし,説明が思いのほか理解しやすかったのでした.予習ができるのは,副次的効果とはいえ大きなメリットでした.
  • 日常使わない言葉を,補足説明なしで使っていたのが気になりました.
    • 離席
    • サブ(主担当でない科目担当教員)*1
    • 画面の遷移
    • 中間一致検索*2
    • アイコンメニュー
    • エンドポイント
  • このシステムで何ができて何ができないのか,別の言い方をすると,何はサポートして何はしないのかが,資料にはないし,説明を聞いてもよく分かりませんでした.今回の質疑と,これからの運用を通じて,理解していけばいいということなのでしょう.しかし非効率です.
  • 計算機処理に関してどの程度の知識・能力・意欲の参加者を想定して,説明しているのかが,聴いていて気になりました.自分の授業でも,学生の知識・能力・意欲はまちまちな状態で,暗中模索の状態で進めているのですが.
  • 質問は,システムの使い方だけでなく,既存システムとの比較・連携*3,学生への配慮などにまで及び,いろいろ興味深いものでした.大学教職員が真剣に聞き,批判的いや建設的な質問をしている姿を,学生に見て学んだもらいたかったものです.まあ,内容が内容なだけに無理でしたが.

*1:後で説明がありました.

*2:部分一致検索のほうが,ポピュラーではないかと.

*3:ただしWISSとは連携しません.このシステムにより,WISSは廃止です.開発に関わり,このネタで4年前,国際会議で発表させてもらった者としては,長年の運用,おつかれさまでしたという気持ちです.