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DBゼミへのアドバイス・2008年度版(4)

タスク管理

前回,課題として指摘されたことのうち,重要ないくつかが,解決されていないようですね….
改善要求をもらったら,タスク管理するようにしてください.「ToDo」とも言います.「何をすべきか」ですね.
Excelで,表にしていくといいでしょうね.項目としては,通し番号,指摘された日付,指摘の詳細,重要度,解決方法の概要,解決した日付,かな.
解決したかしていないかは,「解決した日付」で判断できます.あるいは,列の左端に「済フラグ」を用意しておくのもいいでしょう.
発表直後に,課題をリストアップして表の末尾に追加します.設計を修正しながら「済」をつけていき,ER図を書き直したら「済」に該当しているかを再度確認して,発表のスライドも,その表をもとに取捨選択して作る,という流れになります.
実装のときにもそのタスク管理は有効です.列には,不具合の発見者と解決者の名前を追加しましょう.

SQLのタスク管理

この図の設計で,本当に問い合わせできるか,という質問がよく出ましたが…
クエリについても,タスク管理するといいですよ.
データベースの授業の試験では,問題文に日本語が与えられて,そのSQL文を答える,というのをやったと思いますが,日本語の問題文を,自分で作ることから始めるのです.
SQL文は,概念設計の段階なら,どのテーブルのどの属性を組み合わせたらできるかという概略を書けばいいでしょうし,詳細化の際には,具体的なSQL文を残しておくと,実装でその都度…そしてバグの入りやすい…SQL文を書かなくて済みます.
日本語で書くときは,試験問題だと具体的な値が入るところが,必ずしも入れられないということがよくあります.そういうときの常套句は,「ナニナニが与えられたときに,コレコレできるか」です.「ナニナニを指定したときに」とするほうがいいときもあります.SQLでは,その属性値をxでも$xでもいいのですが変数とおいて,文を作れば,PHPなどのコードにも利用できるわけです.