わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

ブログを書くことの意義とスタイル

アンテナに入れている2つのはてなダイアリーで,同日に,ブログを書くことの意義とスタイルを開陳されているのを見て,びっくりしました.

このびっくりは,過去に,親戚の子供を「連れ回した」ときのことに通じるものがあります.貧乏大学院生のころ,夏休み・冬休み・春休みに,母が,親戚の子供*1に来てもらうとか我々から最寄りの駅に行くとかして*2,日帰りだとか1泊だとかで出かけて,母がリーダー,私はサブリーダー的な役割をしていました.父方のいとこの子と,母方のいとこの子がともにいて,しかし仲良く楽しくやっていた光景が,おぼろげながら記憶によみがえってくるのです.
ともあれ自分でも,ブログを書き続けることの意義はともかくとして,スタイルをまとめてみることにしました.といっても,ジャンルによって文章の取りまとめ方が大幅に違いますので,「computing系」「大学教育系」「アドホック系」「親馬鹿」に分けています.

computing系

カテゴリーで言うと,computing,RubyzshWindowsLinuxなどです.
教育に研究に,自宅のことに*3,日々,計算機を使っています.
そんな中,トラブルが起こったら,Googleへ.エラーメッセージを貼り付けて検索すると,英語なら掲示*4,日本語ならブログ記事にぶつかります.
そうして自分の手元で問題を解決できたら,情報提供者にリスペクト*5をこめて,また他の人の役に立ってもらえるよう,引用し,自分のとった解決手順を書いていきます.
ここで「他の人」は,未来の自分も含まれます.あとデッドリンクに注意して,引用(quotation)は多めにとるようにしています.
論文を書くのと同様に,第三者による検証が可能なよう努めるとともに,自明な箇所は省略します.先行事例にリンク(citation)することもあります.
検索エンジン経由で来る人が多く,アクセス数はロングテールですが,はてブは少なめです.

大学教育系

カテゴリーで言うと,大学教育,情報教育,講義,研究室です.Cも,computing系というよりは,こちらでしょう.
かつては,自学科,あるいはもう少し広げて情報系学科で学ぶ学生のためのアドバイスを整理していましたが,そんなのだったら自分でなくても書けるわけで,意欲が減衰しています.
あるとき,逆に考えました.「自分だけのこと」といえば,講義と,研究指導です.
これに気づいてからは,講義や研究指導の中で,言い間違えたこと,言い足りなかったこと,文字に残したいことを,書いています.
そうする際の要注意点は,この日記のメモをもとに…授業で話した内容ではなく…レポート課題や試験問題を作るというのは,日記を見た学生と見ていない学生とで不公平が起こるので,避けなければならないということです.それと,研究室の話は,個人が特定されないようにしておきたいものです.
はてブを多くいただいています.

アドホック

カテゴリーで言うと,時事,妄想です.と思いながら,カテゴリーの一覧を見たところ,本,日本語,日記も,ここに含めるとよさそうです.
他のジャンルについては,ストックがあって,朝起きたらWeb巡回をしたのち,今日書こうというのを一つ(ときには二つ)選んでいるのですが,そういうメモよりも「今これを書いときたい!」というのが勝ったときに,文章にします.
日本語表現の質は下がり,重要な事柄への言及が抜け落ちているということもしばしばですが,後で読み返すと,生の自分の思いがよく出ているなあと思うものです.

親馬鹿

娘の誕生をきっかけに,2008年11月から作ったカテゴリーです.
ここのところは,会話文を中心としていて,「俺馬鹿」のようにも見えます.
これはもちろん,我が子が大きくなったときに読んでくれてもかまわない,という気持ちで書いています.さすがに,こちらから積極的に「お前がちっちゃかったころはやな…」と見せることはないと思いますが.
この種の文章を書くに至った背景は,大きく2つあります.一つは,十数年前になりますが,父の物品を整理していたときに,日記が見つかり,自分が生まれたときのことも,1日3行でボールペンで,克明に記されていたことでした*6
もう一つは,生後2週間ほどだったかの娘の写真を撮っていたときに,妻の幼少のころのアルバムが出てきて,本人だけでなく,そのころの家や庭の様子も写真に収めていたことです.あとで見てわかる,当時の風景を,当日記に織り込んでおきたいと,思うようになりました.
はてブよりもスターをよく頂戴しております.

*1:自分のいとこの子でした.いとこは父方も母方も大部分が自分より年上で,よく可愛がってもらいました.残念ながら一人の従兄がこの世をあとにし,本日,告別式に出席します.

*2:当時は車を手放していました.レンタカーを借りるという選択肢は,なぜか,ありませんでした.

*3:年賀状印刷,デジカメ写真管理,電車などの時刻表チェックを担当しています.ごくごくたまに,紙文書のWord化もやっています.

*4:Forumと書かれていることが多いかな.

*5:google:レスペクトは「もしかして: リスペクト」と出ます.日本語はややこしい.そいや個人的に,「レポート」であって「リポート」ではないし,Subversionでは「リポジトリ」であって「レポジトリ」とは言わないなあ.

*6:さてしかし今あれどこいったのかな? 娘が生まれる直前に,実家から,自分の母子手帳が送られてきたのは驚きだったけど….