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『Railsデプロイ』から学ぶ,Rubyインストール自動化方法

Mac OS XでのRubyの再インストール
RubySSH経由の通信に対応していないと,Capistranoは動作できません.(略)該当するバージョンのMac OS Xを利用している場合には,次に紹介する操作のいずれかを行う必要があります.

  • (略)
  • Rubyソースコードからビルドしてインストールします.この方法についてはDan Benjaminが順を追って解説してくれています.彼はRubyのインストールを自動化してくれるシェルスクリプトも公開しています.

(『Railsデプロイ』, p.75)

脚注に,http://nubyonrails.com/pages/install とあります.かつて,LinuxCygwinを対象として,似たことを試みてきました*1ので,先人はどんなシェルスクリプトを書いているのか,興味をもってアクセスしてみました.
よく見ると,ドメイン名は「rubyonrails.com」ではなく「nubyonrails.com」です.Ruby on Railsとnewbieをかけているのですね*2
そこのページでは,WindowsMacintoshLinuxのそれぞれでインストールする方法をまとめています.Linuxの説明文中,「script to build from source」の上にリンクがあり,クリックしたものの,エラーです.もう少し調べたところ,

  • http://nubyonrails.com/articles/2005/12/29/an-even-better-way-to-build-ruby-rails-lighttpd-and-mysql-on-tiger

は失敗ですが,

とすればよさそう.
そこにはzipファイルへのリンクがふたつあり,後者のDownload Ruby Rails Mongrel MySQL Script for Intel Macsをダウンロードして,ru-ra-lim-intel.shの中身を見ると,

をインストールするというもののようです.
Rubyは1.8系列なら安定版は1.8.7で,1.9系列を使えばRubyGemsのインストールは不要ですし,Readlineは今年2月に6.0が出ています*3
このまま実行すると,Railsだけ最新のものが入って,運用時に不具合を起こしそうに見えてなりませんが,特定のバージョンではうまくビルドできないだとか,ビルド時の最適化オプションを変えるだとか,自分でスクリプトを書き残す際にも有用な情報が,コメントとして書かれており,勉強になりました.
なんだか「宝の地図」を見つけて冒険し,豪華な財宝こそ見つからなかったけど,ちょびっと経験値がアップした気分です.