わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

研究室学生へのアドバイス

  • 論文指導・2008年度版
    • 論文指導・2008年度版(1): 今更ながら,「年」と「年度」の違い / 変えてチェック,もう一度チェック / 基本中の基本のチェック項目 / 表紙の改行位置 / 「私」は使わない
    • 論文指導・2008年度版(2): 日本語を書き出すコツ / 本論文の構成 / 考察の書き方 / 図表の参照 / 先行事例 / 専門用語 / キーワード
    • 論文指導・2008年度版(3): 回覧時間は短い / コードを入れよう / コピペ1 / コピペ2 / 先輩・同輩・後輩の引用 / 表紙,背表紙

きりぬき

  • 冷静に,自分というものを理解すること.
  • トラブルに関係する,自分の周囲の人に,どんな背景事情があるかを理解すること.
  • トラブルが二者間で解決できないと思ったら,適切な第三者に相談すること.相談できる人を持っておくこと.
ドクターコース学生の心理

卒業研究と違うテーマで修士論文のための研究をすることになった人は,自分が理解でき,プレゼンを通じて親しみを持ってもらえそうな「例題」がないか,探してみてはいかがでしょうか.データベース関係であれば,実データを「揉んでみる」というのも,手です.

例題から始めよう

受け取った情報,自分で作った情報は,先生・先輩・同輩・後輩からリクエストがあれば「喜んでお渡し」できるよう,整備しておきましょう.

「自ら考え,切り開く学生」になるには

6. 動くものができ,お披露目してその活動はおしまい,というのはもったいないので,途中と完成後の相互評価を取り入れます.また,完成品はプロジェクト後も維持管理するものとします.できれば友情も.

4年ゼミ実施案
  • 表紙と背表紙が適切か.提出の年度と年月日を間違えていないか.
  • 題目が漠然としすぎていないか,絞り込みすぎていないか.表記に見慣れないものはないか.
  • (目次などや付録を除外した)本文分量が適正か.
  • 図表が適度に含まれているか.
  • 最後の章に,何を実施し何が分かったかを書いているか.
  • 謝辞は適切か.
  • 参考文献の数と内容は適正か
論文指導・2008年度版(3)

一つはですね…スライドごとの,小さなあら探しです.書き間違いから始まって,専門用語の選択,未定義の語句,図や表のレイアウトでおかしなところ,スライドの構成,アピールの仕方など,聞きながら気になったことをメモし,しゃべり終わったら,その中でどうしても伝えたいことに絞って,質問するか,ここはこうするほうがいいと断定します.
これをするのは,学生の指導責任を強く感じているときです.たとえて言うと,服にへんなシミとかシワとかついていないか,着こなしは問題ないか,タンスにしまっているあのアクセサリをつけたらぐっと見栄えがよくなるかも,ってな親心です.

プレゼン コメント 2009-5

先頭の漢数字を置き換えるという手もあります.「一回」や「一日」は,横書きなら「1回」「1日」のほうが読みやすいです.なお,数字の全角・半角は,スライド全体で一貫性を持たせていれば,個人的には気になりません.
「一上演」のように使う「一」の数詞は,たいてい,「一上演あたり」のようになると思います.その場合は「一」をなくして「上演あたり」,あるいは「上演につき」と書き,言うときには「1回の上演につき」と変換するのが,ちょっとした配慮です

DBゼミへのアドバイス・2008年度版(2)

ある学生のpptファイルを見まして,語句よりも組み立てに難がありました.こういうときは,「もし,今のこの資料を使って,発表するならば,こんな質問が出そうなんで,ひとつひとつ考えてみてくれますか」と,想定質問を先に作りました.質問は30個ほど.返信のメールには,「質問はスライド順であって重要度順ではないので,全体を見て,答えやすそうなところから手をつけてください.もし答えられないものがあれば,遠慮なく相談ください」を付け加えました.書くのもひと苦労でしたが,学生にとっては,これを受け取ってからが大事です.

読み,書き,聞き,話す