「さて行ってくるね」
「は〜い気をつけて」
「さっき,ベッドで寝てるうちの子を見たんやが…」
「寝てる?」
「ああ,すやすや眠ってるんはええんやが,仰向けで,大の字でなあ」
「あれえ」
「んで掛け毛布が,あの子の背中の下にあってやな」
「あなたと同じやねえ!*1 んでどないしたん?」
「枕が,頭から離れてたから,枕カバー代わりのタオルを取って広げて,お腹の上に乗せたった.ほな行くんで,あとはよろしく」
*1:ホテルのシングル部屋にでも泊まると,布団の上で寝るという,我ながらけったいな習性があります.明かりは煌々と照らし,テレビか,ノートPCの音楽を鳴らして寝ます.