- 作者: 村上たかし
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2009/07/07
- メディア: 単行本
- 購入: 35人 クリック: 368回
- この商品を含むブログ (194件) を見る
帯の「涙が出た」にも納得です.ただ,前半は,まあこんなもんかだったのですが,後半のほうで涙しました.以下,少しだけネタバレを含みます.後半(日輪草と書いて「ひまわりそう」)は,はじめ,前半と関係ない出だしですが,モノやら人物やら,景色(星空)やらがリンクしてきます.人間や犬の死を見て,あるいは関わりのあった人がその死を見ることなく,毎日を生きていかなければならないことに,心を動かされたのでした.
夕食後で,娘を風呂に入れる前,妻に読ませると,わんわんにゃあにゃあ泣いてしまい,風呂どころでない事態になりました.人におすすめする際には,注意しましょう.