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Macは遠くなりにけり

「〜は遠くになりにけり」と「〜は遠くなりにけり」のどちらが正しいのか,調べてみると,中村草田男の句「降る雪や明治は遠くなりにけり」が元ネタとのこと.しかし,404 Blog Not Found:宇宙は遠くになりにけりだとか,『昭和は遠くになりにけり』だとか,影響力のある人々が「遠くに」を使っているのですね….
研究室でMacを見ることが,なくなりました.ボスもかつてはMacOS Xじゃないやつ)でしたが,「ちょっと見に来てくれるか」と電話を受け,隣の隣の部屋に馳せ参ずると,目にするのはWindowsです.いつの間にか,切り替わっていました.
去年の卒研生の一人は,自分のmacbookで研究をしていました.Emacsでコードを見ながら,議論をしたこともありました.この卒業生は,研究室の卒研生同期の中で,真っ先に内定をとりました.要は,進学しなかったので,今は研究室にいません.
なぜMacか…http://d.hatena.ne.jp/hrkt0115311/20091023/1256288844を読んだからです.以下,Macと関係ないところのつまみ食いです.

Windows側からLinuxに入るのはSSHとSambaで実現できます。

自分にとっては,Sambaも遠くなりにけり,です.ファイル共有ならDropboxSubversion.2つのマシン間のファイル同期なら,rsyncです*1
SSHは生命線です.授業のネタとしても,使わせていただいています.

WindowsからLinuxに入ってツールを使うことは出来るのだけど、逆はやり方わからないです。例えばUbuntuからWindowsに入って秀丸使ったりATOK使ったりするのはどうやったらいいのでしょう。

最初に思い浮かんだのは「Wine」.「Windowsに入って」ではなく,「Linuxの中でWindowsのアプリケーションを起動して」という形態になります.とはいえ,私自身,使ったことはありません.
あとは,リモートデスクトップだとか,VNCだとかで,起動しているWindowsマシンに入り込むというのでしょうか.ただし,そうして作ったファイルは,Windows側にできますので,Linux側に転送するという面倒さもあります.
Win-Winの関係*2なら,「切替え〜る」が便利です.

これをハックして,LOCAL側がLinuxで使えると,いいのですけどね.

私はWizが欲しくて何十万もするMacを買った世代ではないですけど、なんとなくその頃のイメージを引きずってます。高嶺の花というか、お洒落すぎるというか。

「高嶺の花」.今週月曜日の講義の中で,気合いを入れて作った雑談スライドで,この言葉を使いました.小学生のとき,PC-8001をすごいと思って,堺東駅そばのNECショールームに足を運んだものです.
はじめての自分のパソコンは,MSXでした.CPUはZ80で…あっと,そこから先は,次回の雑談スライドの内容なので,差し控えることにします.

それと、最初に自分のパソコンを買う時に、Macに詳しい人が周囲にいなかったので、困った時に質問しやすいということでWindowsを選びました。これも、影響してると思います……。

今この文章を書いているパソコンは,完全に自分が管理しています.Vistaですが,VMware Playerを使ってLinuxを利用することもできます.私が使わないときには妻が,旅行したい先の情報を手に入れたり,ネット通販で買物をしたりしています.あ,妻はもっぱらWindowsです.妻が「何かうまいこと動かんねんけど」と言ったとき,トラブル対応は,私の役割です.
10年,もう少し前は,Linuxをインストールし,その後快適に使うために,兄と,兄のお友達さんに山ほど質問しました.あのころは,遭遇したトラブルと解決法をメモしておくという習慣が,ありませんでした.
といったあたりで,どんなジレンマの旦那ぁには,Macを使って日記でばりばりと,エントリを書かれることを期待してみたいと思います.こちらも,予算が付けば,研究開発しているWebアプリケーションが,さまざまなプラットフォームで動くことを検証するという目的で,Macの何かを買うことを,夢見ることにします.

*1:Windows側にはCygwinを入れています.

*2:違うぞ.