わさっきhb

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挙手させてみた

昨日の朝

二択といえば,自分の授業でもやっています.開始直後の小テストです.さっそく今日の授業で,これ,使ってみます.
「Aは右手,Bは左手」というのは,縦書きだからと考えると,しっくりといきます.もちろん自分の授業では横書きですから,「丸1だと思う人は左手,丸2だと思う人は右手」と指示しないといけません.

AかBか,挙手させる方法

実際の授業では

「選択肢の丸1が正しいと思う人は左手を挙げてください.丸2だと思う人は右手を挙げてください.どっちが正しいか分からない人は…両手を挙げてください」
と指示しました.
ひと呼吸,置いてから,「実際に両手を挙げたら,お手上げですけどね」とも.
それで4問,しましたが,挙手しない人はいませんでした.お手上げした人も,いませんでした.ただ,はじめ3問は,前回の復習を兼ねたテストなのですが,左右ばらついていたような.

手を挙げると言えば,招き猫

両手というと,新婚のころにネコ好きの妻を笑わせたのを,思い出します.
  「招き猫って,左手を挙げるのもあれば,右手を挙げるのもあるんやってな」
「へえ.何か違うん?」
  「えっとたしか…右手を挙げればお金を招き,左手を挙げればお客を招く」
「ふぅん」
  「でもって欲張って両手を挙げたら…お手上げ!」
「何それ面白い〜!!」
実際に手を挙げる仕草と,「お手上げ」で高音になったのが,笑いの要因だったようです.
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脱線はここまでにして…

大切なのは,挙手ではなく,即答

小テストの解説を終えてから言ったことを,いつものようにそれなりに脚色を加えながら.
「前回の小テストでは,数分の時間を与えて,4問を解いてもらいました.ざっと答えを書いてから,それを見直すことができ,あっ,間違っているっと思ったら,答えを変更する時間も,あったと思います.
今回はですね,そういう時間をとらず,問題ごとに10秒程度ずつ,考えてもらいました.そして一つ答えたらすぐに,次の問題に移りました.
これまでもそうだったはずですし,これからも,みなさんは,問われます.問われ続けます.知識や技能が身についていることを.さまざまな形で.
筆記試験は『考え直す余裕』があります.しかし,そんな暇のない問われ方,すなわち一つ一つを即断即決して,そのたびに,教師であったり上司であったりといった評価者によって評価されるというスタイルもあるわけです.研究室で,就職活動で,そして働いてからも,そっちの問われ方のほうが多くなります*1
今日の小テストの回答形式は,自分の持つ知識や経験と,問題文という限られた情報,そして数秒というわずかな時間の中で,正しいものはどれか,判断する練習なのだと思ってください.
今後は,筆記試験に近い方式の回もあれば,今回のように挙手してもらうことも,そしてまた別の形式での問い方も,織り交ぜたいと思います.お楽しみに」

*1:筆記試験では「問題文(問い方)」を練り上げることができます.口頭での問いは,入試や就活の面接は別として,即興で作られるものです.なので,状況にぴったり合う問いならいいのですが,ときにはそうでない悪問になったりして,問う側,問われた側の双方で,不満が残りやすいようにも感じます.