- 研究生活 基礎知識を読ませる:3年
- とはゼミ:M1と3年(+1年が1名,自主演習として参加)
- 研究報告シートの作成:M2,M1,卒研生
- 活動評価シートの配布:3年
- 研究ミーティングで学生に今後の課題を言ってもらう:ミーティング発表者
研究報告シート
今年度の研究室独自の試みを振り返る(1)の,4番目の項目です.
これから修士論文をとりまとめるM2学生と,同じく卒業論文の学生には,修士論文・卒業論文の計画を立ててもらうため,書ける範囲でいいからと,記入してもらいました*1.
最低1回はこちらも目を通します.
修士論文のプラン,内容を見てみると,近日中に申し込む予定の学会発表のプランとして書くのが良さそうに思えてきました.そこでそっちに切り替えてもらい,執筆完了日を変更し(修士論文の提出期限よりも早くなります),共著者を追加するよう,指示しました.
M1学生も,修士論文の研究報告シートを書いていました.えっとちゃうちゃうまだ早い,12月の学会発表の分ですよ.
活動評価シート
3年生は,週2コマのDBゼミを中心に,研究室活動を総合的に判断して,対応する演習科目の成績とします.要は指導教員の一存で点数を決められるのですが,それでも,成績評価の根拠を残しておきたいものです.
そこで,ソフトウェアエンジニアリングの授業1・2の「相互評価シート」を参考に,当研究室学生限定で,他の学生に記入してもらうようなフォーム(活動評価シート)を作りました.
後期初回ミーティングで,活動評価シートの素案を3年生に配りました.5つの問い,具体的には
- 時間や決まり事の遵守
- 本人の努力量
- 班への貢献
- 発言に対する共感
- (評価者が自由に決めてください)
をそれぞれ5段階評価で答えてもらい,あとは,「上の評点を付けた理由や,総評・コメントなど,自由に書いてください」という自由記述欄を設けました.
評価を受けるのは,当研究室の3年生です.誰が評価するかというと,DBゼミの同じ班の人です.「この活動評価シートを『書くこと』自体は,うちの研究室の者であれ,もう一つの研究室の人であれ,成績評価の対象外とします.しかし,『書いてもらえなかった』となれば,班の中で,信頼関係を構築できていなかったということですので,減点材料とせざるを得ません」とも,伝えました.
DBゼミのガイダンスがあった1週間後に(研究室の全員が集まって)このフォームを渡しました.もちろんこれは,DBゼミ活動後にこれらの観点で評価されますので,はじめのうちから考慮して活動しなさいよ,という意図です.
研究ミーティングで学生に今後の課題を言ってもらう
それまで,研究ミーティングの流れは,発表順を決めてから
- 学生が,(配布資料があればそれを皆が読みながら)進捗を報告する
- 教員(=私)が質問する
- 今後すべきことを決める
…と,書けば当たり前のように見えますが,実は最後の項目は,私がやいのやいの言って,「いいですね.じゃあよろしく.次は…」と終えていました.
当番制で議事録を書かせていますが,しかしこれでは,すべき課題が「学生本人のもの」になっていません.そこで
- 今後する予定のことを学生が言う
という時間を最後に設けました.「今後すべきことを決める」の段階でこちらが言ったことを,復唱するというのでも,よいことにしました.