わさっきhb

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Happy Hacking Keyboard使いがVirtualBoxとFedora 12を試す

宗旨替えの事情

自宅デスクトップマシンで,VMware Playerのバージョンを3に上げてから,ゲストOSを起動すると,ネットワークが不安定になりました.ゲストのネットワークが,NATでも,ブリッジでも,ダメでした.泣く泣く,アンインストールしました.
ということで今回から,Linuxのインストール報告は,VMwareではなくVirtualBoxで行うことにしたのでした.
あと,Happy Hacking Keyboardは長年使っているキーボードです.Happy Hacking Keyboard | PFUをご覧ください.その中でも廉価なLite2を愛用しています.略称は,HHKなのかHHKBなのか,ちょっと調べる暇がありませんので,面倒ですがフルスペルで書くことにします.

まずはダウンロード

Fedoraの最新版をもらうには,http://fedoraproject.org/ja/にアクセスして,左の「Fedoraを入手」をクリック.そして「いますぐダウンロード!」というボタンが二つあるうち,上のほうを選べば,ダウンロードが始まります.Fedora-12-i686-Live.iso(685,768,704 バイト)を取得しました.
VirtualBoxの最新版は,日本オラクル | Integrated Cloud Applications and Platform Servicesからです.「ダウンロード>>」のボタンを押し,「Sun xVM VirtualBoxのダウンロード」の下の「ダウンロード」をクリックします.英語ページですが,アイコンを見て,自分のプラットフォームを選択します.なにやらポップアップが出ますが,何も書かず「Continue to Download」でも「close」でも,ボタンを押せばダウンロードします.VirtualBox-3.0.12-54655-Win.exe(72,333,840バイト)を取得しました.

Happy Hacking Keyboard使いがVirtualBoxを起動して,仮想マシンを立ち上げる前にすべき一つのこと

VitrualBoxをインストールし,起動して「新規(N)」からあれこれ設定して,Fedora 12(以下この仮想マシンを「Fedora」と略記します)を起動しました.
一つ,ポップアップが出るのも気にせず,Fedoraの起動を眺め…
これまでVMware Playerで使っていた,Control+Altが効かないことに気づきました.
右コントロールキーを押せばいいのですね…ない! Happy Hacking Keyboardには!!
しぶしぶFedoraをシャットダウンさせ,VirtualBoxの設定画面へ.「ファイル(F)>環境設定(P)>一般>ホストキー(K)」のところで指定すればいいようです.キーを押せば,変わりますので,「Right Control」から「Right Alt」にしました.Control + Altにはできません.単独の修飾キーのみのようです.ちなみに「Left Windows」や「Right Windows」というのもいけるようです.左のControl/Alt/Shiftを選ぶと「Leftなになに」とはなりません.
無事起動し,仮想マシンの出入りが自由になりました.
ちょっとまとめ:

VMware Player VirtualBox
仮想マシンに制御を移す Control+G 右Alt(デフォルトは右Control)
仮想マシンの制御を離れる Control+Alt 右Alt(デフォルトは右Control)

なお,「仮想マシンに制御を移す」「仮想マシンの制御を離れる」を短く言うとどうなるか,調べていると,後者に関して『Ctrl + AltキーでGrab out』を見かけました*1.grab inやgrab outを検索すると,英語ページでそこそこヒットしますが,仮想化ソフトウェアで広く使われている表現なのかは,分かりませんでした.
それと,VMwareでもキーを切り替えられるらしいです.http://nhh.mo-blog.jp/ttt/2006/12/vmware_playerho_0978.htmlに,その方法が書かれています.ただ,2006年12月の記事ですので,最新版のVMware Playerでも同じようにできるかどうか,確認はとれません.

VMware Toolsに対応するGuest Additionsをインストール

そんなこんなで,Fedoraが起動でき,本体も仮想マシンもネットワークがスムーズで,よかったよかったです.
画面サイズが小さいですね.「システム>設定>ディスプレイ」を選択して,解像度を…あれ,1024x768に変えられません.
VMwareならVMware Tools.VirtualBoxならGuest Additions.インストールすることにしました.
Fedoraを起動したまま,VirtualBoxのメニューで「デバイス(D)>Guest Additionsのインストール(I)」を選ぶと,Fedoraのデスクトップに「VBOXADDITIONS_3.0.12_54655」というアイコンができます.「アプリケーション>システムツール>端末」で,ターミナルを起動し

$ su -
(rootのパスワードを入力)
# cd /media/VBOXADDITIONS_3.0.12_54655
# sh VBoxLinuxAdditions-x86.sh

最後のコマンドは,http://www.mchiba.ddnn.jp/Blog/2009/02/parts/10_1707_body.phpを参考にしました.ここを「sh autorun.sh」とすると,「autorun.sh: line39: exec: gksu: not found」というエラーです.一般ユーザで「sudo sh autorun.sh」しても失敗でした.
しかし上の方法でも,インストールがうまくできたようには思えません.メッセージによると,「Please install the GNU compiler」とのことなので,インストールしましょう.
Fedoraのメニューから,「システム>管理>Add/Remove Software」を選ぶと,「ソフトウェアの追加/削除」というウィンドウが出ます.GCCで探すと,gcc-4.4.2-7.fc12というのが見つかるのでこれを選択,そして適用.
再度「sh VBoxLinuxAdditions-x86.sh」…別のエラーメッセージになりました.「Please install the build and header files for you current Linux kernel.」です.ヘッダは入っています.[VirtualBox]Fedora 7(Guest)にGuest Additionsをインストールする | うえちょこ@ぼろぐに「yum install kernel-devel」とあるので,kernel-develが入っているか,ソフトウェア追加/削除のところで調べると…入っていませんでした.kernel-devel-2.6.31.5-127.fc12をインストール.
改めて「./VBoxLinuxAdditions-x86.sh」とすると,数分ほどしてインストール完了.「You must restart your guest system in order to complete the installation.」と出るので,Fedoraを再起動します.

やったあ.