わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

英文の書き方

自分の英語論文執筆環境を,整理してみました.

Meadowtexファイルを書き,コマンドラインでpdfファイルを作る

基本的に,Meadowtexファイルを書いています.
そしてCygwinのターミナル上でコンパイルしてdviファイルを作ます.dvioutでプレビュを重ね,だいたいOKになれば,pdfファイルを作り,再度チェックします.
pdfファイルのチェックの回数は少なめです.というのも,dvioutは,閲覧中のdviファイルの変更に対応してくれますが,Adobe Acrobatでの閲覧中に,そのpdfファイルを書き換えようとすると,エラーが発生して書き換えられないためです.
ファイル生成のコマンドは,ディレクトリ移動とtexコンパイルのalias - わさっきで書いたときから変わりません.

空行で段落の区切り,改行で文の区切り

TeXの流儀に従い,空行で段落の区切りを表します.
加えて,「文が終われば改行」という原則を設けています.これは,長い文を見つけやすくするためです.長い文は,推敲の対象となります.
Meadowyatex-modeでは,自動で改行してくれます.上の俺原則には都合が悪いので,~/.emacsに以下の設定を入れ,自動改行をしないようにしています.

(add-hook ' yatex-mode-hook '(lambda () (auto-fill-mode -1)))

自動改行をしないということは,ワードラップしないということでもあります.しかしこれは,気になりません.日本語だって,分かち書きをせず読み書きできるのですから.

段落先頭に日本語で

英文が思い浮かぶときもありますが,文書完成のための基礎となる作業は,日本語の英訳です.
段落ごとに,最初に「%」を置き,その直後に,英文執筆より前に書いた日本語を貼り付けます.
英文から書き始めた段落でも,書き終えてから,「%」と,その段落で何を書きたかったかを,日本語で残しておきます.
未解決なところは「%%%」と書いておきます.C-sやC-rによる検索をしやすくするためです.解決のたびに「%%%」を減らし,最終段階では,ないことを確認します.
texファイルを,学会など,出版するところに送る必要があれば,日本語コメントは丸ごと削除します.そうでなければ,PDF原稿完成後も,残しておきます.

スペルチェック

スペルチェックは,Meadowの中で,M-x ispell-bufferです.その後は,以下のキーバインドで十分です.

  • 単語の候補から選ぶ: カッコで囲まれて書かれている文字をタイプします.たいていは「0」です.
  • とりあえずスキップする: SPC(スペースキー)です.ただし,あとで同じものがあれば,そこでまた問い合わせが来ます.
  • 今回は正しいとする: aを押します.
  • 単語の候補になく,間違いなので,打ち直す: rを押します.最下段(ミニバッファ)で,単語を修正し,RETを押します.この修正した単語を再度,スペルチェックしてくれます.
  • スペルチェックを打ち切る: C-gで,強制終了できます.

ispellのためのコマンドは,Cygwinのaspellで,Meadowでの設定には,http://www.ysnb.net/meadow/meadow-users-jp/2006/msg00033.htmlの本文末尾に書かれているものを使用しています.
この日記を書きながら,調査をしていると,flyspellというのを見つけました.flyspell-modeにすると,カーソル近辺の単語をスペルチェックしてくれます.間違っている(とスペルチェッカが判断した)単語は,色が変わります.
Meadow + flyspellの楽しいのはここからで*1,その単語にマウスカーソルを持って行くと,「mouse-2: correct word at point」と出ます.そこで中クリックをすると,候補となる単語が出てきて,そこから選択ができます.
これは,今後,活用しないといけませんね….

*1:GUIEmacsでも利用可能と思われます.http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/3432/man/emacs/emacs-ja_14.html#SEC102というのを見つけました.ここには,ispellでのより詳細なキーバインドも書かれています.