わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

名称変更,機能強化

2年近く*1にわたって「座長のjs」と呼んでいた,ブラウザで動かす学会タイマーの名称を,githubに登録しているのと同じ「zjs」に変更しました.
今朝,またいくつか手入れをしまして,すでにgithubにpushしています.主な変更点は以下のとおりです.

  • キーボードから,ベルを強制的に鳴らせるようにしました.[A]を2度押しでベル1,[S]を2度押しでベル2,[D]を2度押しでベル3です*2QWERTYキーボードでないと意味不明かもしれません.停止中にも再生中にも有効です.
  • 発表練習支援のため,[5]を押したときにもログに残るようにしました.発表練習に実際に使用してみて,スライド進行ごとに[.]を押していたのですが,発表終了で[5]を押したときに,総発表時間と,最後の[.]からの経過時間が,ログに出てこないことに不満を覚え,それらをログに追記するよう,手を加えました.ただし,カウントを始めてから1回も[.]を押さなかったときには,[5]を押してもログに出ません.
  • [7]を押したときにだけ出していた,キーバインド表示について,マウスでも「ショートカットキー」のボタンを押せば出るようにしました.普及度を考慮し,「キーバインド」ではなく「ショートカットキー」という表現をとりました.
  • 音声ファイルを変更しました.2回,3回鳴らすときの,ベルの間隔を,これまでの1秒から0.5秒にしました.また,サンプルビット数を8ビットではなく16ビットとしました.ファイルサイズは44k,66k,88kと増えています.

githubから取得できるものは,デフォルトでは音が鳴らないようにしています*3http://wakkzen.homelinux.net/zjs/のデモページでは,音が鳴ります.学会や,何らかの発表会で急きょ必要になって,このデモページを使用される際は,カウント開始の前に,それぞれのベルが鳴ることを,ご確認ください.
卒研の発表練習で,発表する学生とは別に,自分もノートPCとBluetoothテンキーを持ち運んで,使用してみました.上に書いた不具合や不満のほかにも,トラブルがありました.

  • テンキーのNum Lockが本体にも有効となり,それに気づくまで,本体のキーボード操作が混乱しました.今回のバージョンアップでは,注意喚起の表現を変更するにとどめました.
  • 学生交代ごとにログをコピーして,Meadow上のテキストファイルに貼り付けてから保存し,C-z C-zでMeadowを最小化すると,ブラウザ上ではカウントが再開されてしまいます.Meadowはキーを押したときに有効になるのに対して,このzjsではキーを押し上げたときにイベント発生となるからでした.気づいてからは,Meadowをアクティブにする前にブラウザを最小化して回避しました.JavaScript上での対処は,ちょっと思いつきません.
  • [.]を押す音が,学生にとって耳障りだったようです.静かに,しずかに.

今後の課題を並べておきます.必要性を感じたら,実装します.

  • 時間設定をマウスのみで
  • URLにオプションを与えて時間設定
  • タイトルバーに分秒をリアルタイム表示*4

*1:このエントリを書いてから,過去の「座長のjs」エントリに「[zjs]」をつけていきました.発端は,http://d.hatena.ne.jp/takehikom/20080418/1208466170でした.

*2:これらのキーをたくさん押すと,「最後の連続する2つのキーが同じときに限り有効」となります.連打しても無意味ですよ,ということです.

*3:http://d.hatena.ne.jp/takehikom/20100220/1266610957

*4:“内職座長の友”となります.