nlmateのバージョン0.0.2cをリリースしました．
問題や入出力の変更はなく，コードの見直しが主です．
変更点は以下のとおりです．
- クラスを分けました．0.0.2までは，Nlmateクラス1個に全部の処理を詰め込んでいました．これを，ゲームを取り仕切るNlmate::GameMasterクラス，全質問を持つNlmate::QuestionManagerクラス，解答してもらう1個の質問に関する情報を持つNlmate::Questionクラス，コンパイル・実行し正誤判定をするNlmate::Inspectorクラス，時間を管理するNlmate::TimeManagerクラスに分割しました．
- require "readline"を，トップレベルで実行するよう修正しました．
- quit入力時にも，ログに情報を書き出すようにしました．
- Tutorialで間違ったとき，Tutorialメッセージを再度出さないようにしました．
- コマンド実行時に5秒経過したとき，出力を取得することなく，"(time out)"としました．
- コンパイルはgccに-Wallオプションをつけて行い，警告が出て実行ファイルができた場合にも，警告メッセージを出力するようにしました．
- 「Invalid statement」の理由の英文を変更しました．
- Tutorialのメッセージを少し修正しました．「you may "quit"」は「you may type "quit"」としました．
moduleの中でclassを定義したり，TOPLEVEL_BINDINGを使ったりするのは，初めてです．
さて，Tutorialの問いで，5秒経っても終わらないコードを，ようやく見つけました．「(i = 0; i <= 2; i++) for (j = 0; j <= 2; sleep(1), j++)」です．
CygwinでもLinuxでも，gcc -Wallで警告が出ますが，実行ファイルが作られます．
Linuxではちゃんと5秒でタイムアウトしますが，Cygwinではプログラム実行終了まで待ちます．Cygwinの事情と思われるので，今回はあきらめました．
