「ちょっと外せん用事があったんやが…さてこの子,どうや?」
「うん,そろそろ寝かすんやけどな」
「何や?」
「この子,ええにおいせえへん?」
「ん…なんかいつものにおいとちゃうなあ」
「この子ねえ…香水なめたんやで!」
「えっ! …ありゃありゃ」
「害はないと思うけど,知らんうちに引き出しを開けててね…」
「そっか.まあ一晩寝てりゃ収まるやろ」
「そうかなあ」
「ところでやな,うちの子よ…お前に謝らなあかんことがあんねん」
「…」
「今着てる肌着な…風呂に入る前とおんなじやねんで」
「えーーーーっ」
「そんなにびっくりせんでも」
野暮な解説:娘を風呂に入れるのはママ,風呂から上がった娘に服を着せるのはパパです.服を汚したなどの理由で,入浴前にすでに寝間着姿になっているときでも,肌着は交換します.