PowerPointで,F5と,Shift + F5の使い分けは大事です.F5を押すと,先頭からスライドショーを開始します.Shift + F5は,現在のスライドからスライドショー開始となります.
先週金曜日締切のTeX書き作業*1を終え,ここ数日は,Wordで文書を編集しています.有料のOfficeTabを使用し,複数のWordファイルを参照していると,困った事態が起こります.一つのファイルを見て,ここに,もう一つのファイルの一部を貼り付けようと,カーソルを置いて,もう一つのファイルに移ってコピーし,最初のファイルに戻ると,画面は,ページの先頭に戻ってしまうのです.
その状態で貼り付けをすると,予想もしないところに文章が加わってしまいます.その都度,Ctrl + Zでアンドゥをしていました.
少々調べると,Shift + F5というショートカットを知りました.
Wordで前回終了時の編集箇所にカーソルを移動するにはシフトキー+F5を押す。
Wordで前回終了時の編集箇所にカーソルを移動するには | Hinemosu
「なんでWordはカーソル位置を保存してくれないんだろう?」と思ってたけど、ちゃんと保存してくれてたんだね。疑ってごめんよ。
というわけで、文書を開いてすぐにShift + F5を押すと、前回終了時のカーソル位置にジャンプしてくれるのですよ!しらなかった!
操作をやり直してみました.一つのファイルを見て,カーソルを置いて,もう一つのファイルに移ってコピーし,最初のファイルに戻ると,画面は,ページの先頭に戻ってしまいますが,ここでShift + F5で…見事に,置いたカーソルのところに進んでくれました.これでCtrl + Vで,うまく貼り付けられました.
他の環境で調べたところ,有料のOfficeTab (OfficeTab5.10, Word Documents Tabs v.5.10)だけでなく,フリーのOfficeTab (OfficeTab1.22, WordTab2.32)でも,同じ挙動になりました.
OfficeTabをインストールしていない環境でも試してみました.一つのファイルを見て,カーソルを置いて,もう一つのファイルに移ってコピーし,最初のファイルに戻ると,画面は,ページの先頭に戻ることなく,置いたカーソルのところで縦棒が点滅しています.
そうするとShift + F5は意味ないなあとか思いながら,連打してみると,カーソルの位置が移動します.しかも,編集対象ファイルまでも変わります.何回か連打していると,最初のカーソルの位置に戻りますので,一つのWordのプロセスで,カーソルを置いた箇所を記憶していて,Shift + F5により(周期的に)ジャンプできるようになっているようです.
もうちょっと,ショートカットを調べてみるか…なるほど,そういうことだったのか:
直前の編集位置へ Shift + F5 キー
Windows 版 Microsoft Word のキーボード ショートカット - Word
ドキュメントを開いた後で、前回の終了位置に移動 Shift + F5 キー
その一方で,キーボード ショートカットを使用して PowerPoint プレゼンテーションを作成する - PowerPointにShift + F5のことが書かれていないのは気がかりです.