スピーチ案
研究室に入ったら,何をするかですが…
ゼミで教員や先輩が話すのを聞き,やがて自分の番が来て,見よう見まねで,準備し発表することになります.
その中で,小さな問題を認識することになるでしょう.
曖昧なところを,どう具体化していけばいいのか.あっちとこっち,どっちを選べばいいのか.
そういうのを一つ一つ,認識して解決するというのを繰り返し,大きな課題も分割すれば解けるのだと実感するようになったら,4年生に上がっていまして,そこで,卒業研究として一つの大きな問題に取り組むことになるでしょう.
またそういうのと別に,社会に出て役に立つ技能を鍛えたいと思います.具体的には,
- データや時間を管理し,他の人と共有し,ムダを見つけて取り除いていく,マネジメント能力
- システム完成まで粘り強く取り組む,実践力
- 会話や文章による,コミュニケーション能力
などです.
これらの能力は,「私が持つ技能を授けますよ」というものではありません.私も日々,向上しようと努めています.
一人でコツコツやっていく研究だけでなく,皆が集まるゼミやミーティングといった中で,また研究室で他の人と雑談をしているときでもいいでしょう,すごい人はどんなことをしているかを見て,真似し,そのうちに自分が手本になっていくことを,期待しています.
何これ
本日,5分間の研究室紹介を無事に終えました.
PowerPointのファイルは,昨年度使用したファイルを手直しして作ったのですが,「研究室で,何をする?」のスライドだけ,少し手を加えてみました.箇条書き3項目のうち,『データや時間を管理し,ムダを見つけて取り除いていく,マネジメント能力』が新設です.
時間に関しては,今年になって学生に対して言い,文章化したスケジュール管理のすすめが,ベースとなっています.
「データ」と「時間」を並べているのは,ともに管理の対象である*1ほか,データの前処理に時間をかけておけば,検索したいときは一瞬でできるよね,と伝えたいという意味合いもあります.
*1:数量化でき,だから改善を図りやすいのです.