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プレゼン コメント(DBゼミ2010その1)

データベースアクセスでは入出力と言わない

内容ではなく言葉遣いの指摘なのですが,データベース処理では「入力」や「出力」といった表現をしません.
「入力する」と言いたいときは,「指定する」と言うようにしましょう.
「出力する」もしくは「出力を得る」に対しては,「取得する」が好ましいとされています.ちなみに英語はgetではなくretrieve*1です.

2列2列?

これは,座席ですね.1ライン分の.
で,「2列2列」と書いていますが,これだと「2行2列の間違いなのかな」と思われるかもしれません.というのも,くっつけて書いてあるので,かけ算,すなわち「2列×2列」としがちなのです.意味のよく分からないかけ算だけど,「2行×2列」なら,違和感がないかな,と.
じゃなくてここは,列車予約において,1ラインが,座席2つ,通路,座席2つで構成される,と言いたいのですね.
なら,「2列+2列」と,プラスを挟みましょう.

適応か適用か,それとも

「適応」か「適用」かは,いつも悩みの種ですが*2,このスライドの文については,「が適応される」ではなく「が該当する」と書くのがよさそうです.
他の発表者のスライドにも,「該当する」と書かれているのですけどね.

車種の情報

ふむ,お客さん向けの車種の情報として,車種名,定員,排気量,燃費,車両寸法を並べたわけですね…
この中に一つ,要注意な属性があります.燃費です.他は変わることがほとんどありませんが,燃費だけは,どこを走るか,どれだけ人や荷物を積んでいるかによって,大きく変動します.
なので,表の下にでも,燃費は云々と,注意書きをしておくほうがいいでしょうね.

「と」

学割の注意書きですが,よく読めば問題ないんだけど,やっぱり書き直したほうがいいかな.
「学生割引を利用される場合は,ご利用人数分の学生と証明できるものをご提示ください」ですよね.
何を提示すればいいのですか? 「ご利用人数分の学生」,と,「証明できるもの」ですか?
あれ? 伝わらない? …「ご利用人数分の学生」 and 「証明できるもの」ですか?
おかしいですよね.助詞の「と」には注意しましょう.

トリガ

話す際にずいぶんと引っかかっていましたね.まあ,入念な準備をしておけば,そういうのはうんと減らせるのですが,ゼミ発表でそこまで時間がとれないかもしれません.
そういうときでも,また私が国際会議で英語で発表するときでも,共通して使える方法があります.それは,話す際に「トリガ」と呼べる言葉を,用意しておくのです.
特定の言葉が出てきたら,あのことを言って次はあれで,と滑らかにしゃべることができるような,ある種のキーワードを入れておくのです.そうすれば,話す前にその言葉だけをチェックすればよく,スライドごとに一字一句,話すことを覚えることなく,スムーズに話せるわけです.
ちなみに「トリガ」とは,拳銃なんかの引き金のことです.データベースの授業で,出てきましたか?