わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

最初はパネル

3日間の日程で,国際会議が始まりました.
ちなみに私は初日の最後(パラレルセッションの一つ)の発表者で,発表も質疑もぐだぐだでした.去年4月と同じように,発表証明書をいただきました.
さて,会議ですが,スケジュールの都合で,オープニングの直後に1時間少しほど,「Panel」がありました.パネルディスカッション…というほどのディスカッションでもなかったような.進行役の方がスライドも使って背景や課題を説明し,パネリストの2名が順に意見を述べ,あとは聴衆から質問を募って壇上の3人のうち誰かが答える,という流れでした.
参加者は聞き取れず,予稿集や実施プログラムに目を通しても見つかりません.スライドのフッタには「Dublin City University (DCU)」がありました.また参加者の一人はDelft Univercity of Technologyの人だと,進行役の方がおっしゃっていたように記憶します.
いくらかメモをとっていたので,英語とその私訳を書きます.

メモ

(タイトル)
Impact and Challenges on Universities (Education & Research) Resulting from the Financial Crises --- can we continue as usual?
(問い)

  • New opportunities for funding?
  • "Optimal" profile of student population?
  • Internationalisation / Target market?
  • New models of teaching & learning?
  • Adapting to new research agenda and integration into teaching?
  • New degree programmes / event?

メモの私訳

(タイトル)
財政危機によって生じる大学(教育・研究)への衝撃と課題 --- これまでどおりにやっていけるのか?
(問い)

  • 資金調達の新しい機会があるか?
  • 学生数に応じた「最適な」プロファイルは?
  • 国際化を意識し,ターゲットとなる市場は?
  • 指導・学習の新しいモデルを提案できるか?
  • 新しい研究課題に対応し,それを教育に統合できるか?
  • 新しい学位プログラムやそのためのイベントを提示できるか?

質疑の中で

会場からの最初の質問者は,学生に焦点を当てた発言をしていたと思われます.
学術的な場で「大学をこれからどうするか」を議論する際,参加者の大部分は大学で教育研究をしていることもあって,大学を中心に置きたがるものですが,授業料を払ったり奨学金を得たり,また知識・技能を獲得したり新たな知識を積み上げたりするという,学生(個人,集団)を中心とした物の見方も必要だなあと感じました.