昨日は,とある研究会に出席しました.
環状線で一番
会場の最寄り駅は,JR大阪環状線の芦原橋です.
駅探で時刻表を見たところ,15分に1本しか電車がなく,ちょっとびっくりしました.
予定どおりの電車に乗れて,環状線の駅を1周,見てみたところ
ので,いずれの要因のない,芦原橋が,停車する電車の一番少ない駅ということになるのですか.
MLAの違い
Mは博物館(museum),Lは図書館(library),Aは文書館(archive)の頭文字です.
発表者の田窪先生が,それぞれの違いを次のように説明されていました.
- 図書館の資料については,利用が主となる.(使う人にとって)本は実物がなくても,コピーして,内容が読めればいい.
- 博物館の資料については,保存が主となる.コピーした物の価値は,実物と比べてうんと低い.
- 文書館の資料については,利用も保存も同じくらいのウエイトを置く.言い換えると,内容も実体も大事にする.
しかし「文書館」*1というのは,ピンときません.これについても田窪先生が途中で,「博物館,知ってる?」や「図書館,知ってる?」と尋ねればほぼみんなが知ってると答えるけれど,「文書館,知ってる?」と尋ねるとそうもいかない,として,知名度の低さを挙げていました.
高速道路
ご発表の終盤に,日本のデジタル化政策の弱さについて,「高速道路をいっぱい作ったが,車が通らない」というたとえ話をおっしゃっていました.
連想するのは,笑いの文化人講座です.「ちょいと一本の つもりで架けて いつの間にやら 橋だらけ♪」だったと記憶しています.何巻だったかは忘れました.
ただ,こっちの歌が笑えるのは,笑いの文化人講座をやっていたのが四国の香川県だったからという事情を無視できません.私が授業か何かでこの歌を歌うと,地元で切望し,苦労の結果,橋が開通し,使っているという人が,不快感を催すかもしれません.
そうだ,月末の学会は香川大学で,行き方も宿泊先も決めてなかったんだ….
マインドコントロールならぬ
夕方5時に研究会が終わり,難波まで歩きました.地図を見れば2kmほどに見えたのですが,道をずいぶんと間違いました.次のバス停が桜川駅というところまで行ってしまって,軌道修正をし,30分以上かかりました.
凛として咲く花の如く(EXPERT SINGLE)をフルコンボなどしてから,ジュンク堂で,3冊本を買い,うち1冊を,帰りの電車で読みました.
- 作者: 道上洋三
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2011/04/20
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道上さんのご生活,番組内の悲喜こもごもが詰まった1冊です.
笑ったのを一つ.
もうひとつ,これは大阪市西成区でお店を構えているリスナーの話です.
その方が商売の風景を綴ってくださるお便りのなかで,いまだに忘れられないのは,浪花の商人はまず店に入ってきたら,「まいど」っていう.訪ねて来られたほうも,「あー,まいど」.沈んだ声の「まいど」か,浮かれた声の「まいど」か.その声のトーンで景気がいいのか悪いのかが,わかると.
「それを,われわれ商売人の間では『マイド・コントロール』という」
(p.122)
検索してみると,誤記でないマイド・コントロールが見つかりました.*2
阪神淡路大震災に関して,「遠くの親戚より,近くのラジオやねえ 瓦礫の下から助かったおばあちゃんのひと言」(pp.73-83)が,身にしみました.