某年月日,妻は長女(うえの子)を連れてうちの実家へ行き,長女はこちらの母と遊ぶ.妻は大阪で旧友と会うんだとか.その間自分は,次女(さきの子)・三女(あとの子)のお守り….
「お母さんな,おもしゃいこと言うんやで」
「何や」
「『この子ほんまに2歳児か』って」
「いや2歳児なんやが」
「ちゃうねん,ほんでな,『よおしゃべるし,冗談は言うし,ツッコミ入れるし』って」
「へえ,あっちでもそんなんやったんか」
「すごいなあ」
「まあなあ」
「そういえばあなたも豪快やったって,バア,言うてたで」
「ん? 俺の小さいころは,ぐーぐー眠ってたから『グーちゃん』っつー呼び名やったと」
「やなくて今日のこと!」
「あ,バアって,家の中のことか!」
「せやねん.昼食前に,寝てたんやろ?」
「そうやな,ミルクやって,こっちも仕事のしたいことでけたんで,くてっと横になったな」
「そのとき,もう,がーがーやってんて!」
「イビキかいてたか.あかんなあ…」
「で,さきの子とあとの子は,一人はびっくりして,もう一人はころんころんしててんて!」
「なんちゅうリアクションや」