SNS版「こんな人はいやだ!」 | メタメタの日の,とある項目を目にして,本棚から本を探し始めました.
論文執筆の心得で,箇条書きになっていて,一つ一つは「〜するべからず」なんだけど,説明文が,その「べからず」をやっちゃっているようなの,あったはず….
見つかりました.
- 作者: Janice R. Matthews,Robert W. Matthews,畠山雄二,秋田カオリ
- 出版社/メーカー: 丸善
- 発売日: 2009/12/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
「誤字をするべからず」はなかったのですが,「脱語
12. Proofread your manuscript carefully to be sure you didn't any words out. (原稿のチェックは入念にし,何か単語が抜けていないかしっかりチェックすること.)(訳者注:とはいうものの,‘didn't’の後ろに動詞が抜けている.)
自分でも英語の原稿を書いていて,推敲中に,動詞の抜けが見つかることがあります.投稿した中にまだ忘れている,というのもきっとあっただろうな,とも思います.
別の項目は,論文というより,雑記を書くとき気をつけないとなあと感じました.
4. If you reread your writing, you will find that a great many very repetitious statements can be identified by rereading and identifying them. (自分の書いたものを読み返してみると,いろいろと重複している表現があることが,繰り返し読み,そしてそれを実際目にすることにより,わかることであろう.)(訳者注:とはいうものの,いろいろと重複した書き方をしている.)
12の注意点を簡潔にまとめておきます.本の中では,それぞれに英語の説明,その和訳,そして「訳者注:とはいうものの」から始まる矛盾点の指摘が書かれています.
- 受動態を使わない
- 三単現を正しく
- 懸垂分詞にしない
- 重複させない
- 引用符は適切に
- 決まり文句は使わない
- 短縮形や感嘆符は使わない
- オーバーな表現にしない
- コンマは適切に
- 主語と動詞は近づける
- to不定詞に割り込まない
- 脱字チェックを