わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

「理系への数学」の4コマ漫画

理系への数学 2012年 05月号 [雑誌]」p.88に載っていた4コマ漫画の最初の2コマです.出版社からの情報はここにあり,過去の目次も合わせて見たところ,“創作サークル「名称未定」”の連載のようです.
問題文は「8人にペンをあげます。1人に6本ずつあげるには、ぜんぶで何本いるでしょうか」.6×8は正解でも8×6はバッテン?あるいは算数のガラパゴス性:プロジェクトマジック:オルタナティブ・ブログの件です.
なお,縦書きの「8×6はよくない」の「8」の右に点があるように見えますが,強調ではなく,印刷時についたものと思われます.
絵が洗練されているだとか,オチに強いインパクトがあるだとかいうわけではないけれど,4コマ漫画として全体を見ると,「ふっ」とほんのちょっと,力を抜くことができました.
最後のコマでは,ウサギ耳のほうが「だって私 8の段覚えていないし。」と言います.これは,かけ算の情報収集をしていれば別段,真新しいものではなく,まだ九九で習っていない段を用いた式をまずは立てて,これまでの学習(交換法則を含む)から計算の仕方を考えるという授業を,本で読んだことがあります.
漫画の表現力として見るべきなのは,2コマ目に,問題*1とその賛否が過不足なく盛り込まれているところでしょう.


[5×3]カテゴリーに関する,今後の予定を書いておきます.過去に当雑記で記していて,自分自身が消化不十分に感じている2つのトピックで,それぞれ別個に,本を読み刺激を受けました.一つ一つ,雑報にしていきます.たぶん4月中は無理でしょう.

*1:problemでもありissueでもあります.