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大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

キャンパスにあるもの


お子様が通っているこの大学のキャンパス内に,どんなものがあるのか,その代表的なものをいくつかご紹介してまいりたいと思います.
はじめに,本学の特徴として,コンピューターが多数,使えるようになっております.先ほど写真でご覧いただいた,学科専用のコンピュータールームと別に,システム情報学センターというところにも,計算機が並んでいまして,学生は,どこの計算機を使っても,プログラミングやレポート作成などが同じように行えます.データーも,共有されています.
レポート作成となると,図書館で本を参照したり,静かな環境で机に向かって書いたりも,することになるでしょう.図書館は,システム情報学センターと同じ建物で,我々がおります学部棟の,すぐそばですので,学生は気軽に足を運べる場となっています.
学業で手続きをしたり,困ったことがあったりしたら,学生センターへ,また怪我のほか,メンタル・精神的な面を含め,心身のことに関してましは保健管理センターへ行くことになります.
次は…お昼といえば,昼食ですね.本学には食堂の建物が,ふたつあります.一つは生協で,もう一つは,これまた我々がいるところのそばにあります.
ですが,それだけでは不十分でして,昼休みには出店(でみせ)だとか,テントを張って弁当を売っているところが何箇所かできています.
私は昼休みの時間を外して,食べに行っていますが,学生は長蛇の列を作って昼食をとり,昼休みを過ごし,その多くは1時10分からの授業に,出席しています.人を「捌ける」,この環境には,いつもびっくりさせられます.
4番目に,紹介したいのが,です.「和大猫」「大学猫」とも呼ばれています.
写真にございますのが,何匹かいる中で一番有名な猫です.気まぐれに,メインストリートや,ちょっと外れたところにいまして,見かけたら抱いたりえさをやったり,立ち止まって写真を撮ったりと,癒やしの存在になっています.
「キャンパス」で思い浮かぶものは,ここから見下ろせます,メインストリートになるかと思います.
しかもここは,電車バスの通勤でしたら,バス停を降りて階段を昇って,メインストリートのほぼ端から端まで歩いてたどり着くところですので,4年間通うとなると,卒業後も間違いなく記憶に残るものになります.
本日は休日ということもあり,ほとんど人の姿はありませんが,平日,1時限の授業の直前や,休み時間・昼食のときは,学生でごったがえします.それを見て,私は学生あっての大学なんだなあと,強く感じるのです.
最後の項目ですが…我々教員は,知識・技能を身につけさせ,卒業させるという学業のほうに携わっております.それだけでなく学生同士でも,クラブやサークル活動,またそれに限らない友達関係を通じて,楽しく過ごしたり,何らかの成果を示したりしています.難しい科目の試験対策,なんてときもあります.
そういった,学生同士のつながりも,大事にしていきたいと思っております.

何をしたか

先週土曜日に,大学で教育懇談会が開催されました.学生の保護者にご足労いただきまして,大学はこんなところですよと,講演やいろいろな方法で見てもらう,年1回の行事です.来場者の流れとしては,まず大学全体,それから学部,そのあと学科あるいは専攻,となっています.
私の学科ではこれまで,個別面談に力を入れてきました.といってもこちらから,あなたのお子さんのことで面談したい,と呼び寄せるのではなく,保護者の方からの申込み制です.基本的に事前申込みですが,当日というのもごくわずかにあるそうです.「あるそうです」と伝聞なのは,これまで私自身はまったく,関わってこなかったからです.
といったところで,先月,学科会議で学科長が報告されたのは,昨年度の待合スペースの状況です.面談と同じフロアのリフレッシュラウンジで,平日なら学生が歓談したり食事をとったりしている場所です.面談の順番が張り紙されていたとはいえ,待っているのが苦痛に見えたとのこと.自分たちは,ほっぽり出されているのではないか,ですかね.
それで今回,面談対応の教員のほかに,待っている人向けに学科紹介をすることになりました.その役目として,学科長が指名したのは,私でした.広報関係を通じて,学科説明をするための情報を持っていること,事前の面談リストの中に,私が担当している学生がいなかったこと,あとアレとコレとが,要因だったでしょうか.
学科長はさらに,各研究室の紹介も入れてほしいと要望しましたので,こちらは少しプランを立て,

  • PowerPointで説明し,機器などの実演はしない.
  • 前半は学科紹介で,既存のファイルを使う.
  • 後半は「1研究室1枚のスライド」で研究室紹介をする.

と決め,先生方にファイルの提供を依頼しました.これまでの成果を凝縮した,1枚モノの絵を送ってくださった先生もありましたが,そこまで手間をかけたくない先生向けに(学科長の発案で),9月末の3年配属で使用したスライドを利用しようとなりました.その場合は,ファイルを受け取ったら,見栄えのする1枚をこちらで選び,「ここのスライドを使わせていただきます」をつけてACK*1を返しました.
受け取った内容は,実に多彩でした.そもそも,機器をがんがん活用する研究室から,こじんまりした環境で研究を進める研究室まで,また教員・学生が一体となって進行するところも,教員の研究と学生の研究は別で実施しているところもあります.PowerPointに一本化して編集しながら,来場者と各先生方を結びつけることの難しさを思いました.
そして前半の学科紹介についても,見直しを図りました.持っている既存のデータは,受験生向けです.「望まれる学生像」というタイトルは,「どんな卒業生になってほしいか」に置き換えました.
そういった局所最適化をしていく中で,この内容では,お子さんが普段,どんな環境の中で学業に励んでいるかが伝わりにくいことに気づきました.そして,冒頭の画像を,スライドとして新設しました.和大猫の画像も,外を検索して見つけ*2,貼り付けました.
そんなこんなで当日を迎えます.PowerPointのスライドショーをどうやって行うかですが,スクリーンではちらつくし,人の出入りで一時的に見えなくなるのは良くないので…応接室の40型モニタをリフレッシュラウンジに移動させ,HDMIでノートPCと接続しました.
すべての研究室の説明を終え,画面を暗転させてから,「研究内容,研究の仕方は教員によって様々ですが,授業やゼミを通じて,学生の技能を伸ばそう,きちんとした知識と礼義を身につけさせて,社会に出てもらおうという点では共通しております.今後ともお子様方,そして本学に対して,暖かい視線をもっていただければと存じます.本日はどうもありがとうございました」と言って頭を下げると,拍手をいただきました.
「こちらとしては用意しているものが特にございませんので,どうぞご休憩ください」と言ったところ,半数ほどの人が,「ありがとうございました」の言葉とともに,部屋を出ていきました.あっけにとられたのですが,どうやら,面談待ちではなく,学科説明があるというので聞きに来た方々だったようです.