「(1階から)パパ〜,お風呂入って〜」
「おっと,画面にウインドウが出てら.紙切れやな,足しとこ」
「(1階から)はよ,すえの子を入れちゃってくれる〜」
「ああはいはい…んと,これでしばらく任せとけるな…降りるよおりるよ〜」
ここいらへんで近況報告.ケガする前は,さきの子・あとの子を順に入れていました.ケガしてしばらくはママ・じいじ・ばあばにお任せしていましたが,包帯も,絆創膏もいらなくなった先週から,風呂入れをするようになりました.ただ最近は,うえの子の希望により,ママ・うえの子・さきの子・あとの子がいっぺんに入っておりまして,消去法によりパパの相手は,すえの子です.
「ふう,ええ風呂でした…ん? テーブルになんで,刷った年賀状が?」
「それね,うえの子が持って来たんよ」
「ありゃ,ポストへ出す前に,全体チェックしときたいんやが」
「そうなん」
「まあ,またPCのある部屋に戻すよ」
「うえの子ね,『ねんがじょうがきた!』って言いおるんやで!」
「いやこれは,『来た』やのうて,出すほうなんやが」
「プリンタから出てくんのんを,見守ってたんやろね」
「ああそう言うたら,朝,プリンタから出てくる途中のんを引き抜こうとしてたなあ.あかんで言うて,分かってくれたけど」
「年賀はがき,まだ余ってる?」
「ああ,まだ残ってるはずやし,俺からの分がまだ住所録確定してないんで」
「あのね,1枚だけ,とっといてくれる?」
「ええが,どないしたんや」
「うえの子にね,書かそうと思ってんねん.あっちのおばあちゃん宛てにな」
「ああ,うちの母親か,喜ぶやろな」