わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

栄谷諏訪神社にしよう

当日

前日

pptxファイルの修正版,送付ありがとう.ひととおり,目を通しました.
検索語によって,結果の充実度に差があるような2つの事例をつけ加えてほしいと指示した件,確かに入っているのですが…
充実していないほうの検索語が「○○県」なのは,まずいです.その県が出身,またはそこで勤務している人が,このスライドを目にしたとき,不快感を持つ可能性があります.
2つの検索語を,取り替えてください.まず,充実しているほうの検索語は,「東京都」ではなく,「スカイツリー」にしましょう.この1年で,多くの人が訪れたり,そうでなくても興味を持った観光スポットといえば,ここだと思います.スカイツリーの実物や写真がなくても,この6文字で,聴き手はみな思い浮かべてくれるわけです.
それから,充実していないほうの検索語ですが…「栄谷諏訪神社」はどうでしょうか.和歌山大学のそばの神社*1で,Googleで少数ヒットします.読みは「さかえだにすわじんじゃ」でいいと思います.神社なんだな,長野の諏訪大社と関係しそうだな,でもどこにあるんだろう,ぐらいのイメージを,聴き手に持ってもらったらいいのです.
もし,「○○県」で不快感を持たせないようにするなら,発表の最初か,そのスライドを出したところで,「私は○○県出身なのですが」と,一言,断りを入れるという手があります.ですが,それは作為的に見えます.
「栄谷諏訪神社」にしておくと,そのような断りをしなくて済みます.というのも,予稿の最初のページに著者情報が書かれていて,我々の住所に「栄谷」が入っているからです.
あとは,話す際に「栄谷諏訪神社,これは和歌山大学のそばの神社なのですが」と言えば,十分です.

なにこれ

ことし5月,お茶の水女子大学で学生が発表した件の事前指導です.
学生に面と向かって話している形式にしましたが,実際には,発表前日の朝4時台に送ったメールがもとになっています.検索語変更の指示は,わずか4行です.
上で「この6文字」と書いたのにも,理由があります.「スカイツリー」「栄谷諏訪神社」と,ともに6文字だけれど検索結果の充実度に違いがあるというのが,こちらの意図だった(そして学生には伝えなかった)のですが,学生は当日,前者を「東京スカイツリー」として,スライドに載せていました.
この学生に幸多かれと,祈りたくなります*2

(最終更新:2013-07-21 朝.「予稿集の最初のページ」を「予稿の最初のページ」に変更しました.)

*1:https://maps.google.co.jp/?q=34.261398,135.155134

*2:いやいや,修論完成まできっちり指導しないといけないのですが.