わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

飲む噛む

(閲覧注意)

飲む

風呂上がり→何か飲みたい→ここは温泉の待合スペース→とはいえ自分で1本丸ごと飲もうという気分でもない→子らにも飲ませたい→500mLのペットボトルかな→自販機ではなく→保冷器に入っているサイダーがよさそう→取り出して→フロントで150円払う→キャップを開けて→まずはひと口→うぎゃ→これ炭酸水だ→甘くない→けど飲まんとしゃあないか→さきの子が来た→「ほしい」→あいよ→飲ませる→無表情,よりはやや嫌な顔→ペットボトルを受け取る→すまんの→あっち行った→迷惑かけるなよ→残量の多いペットボトルを眺めていると→すえの子が来た→飲みたいんやな→あいよ→飲ませる→露骨に嫌な顔→まあこれを好んで飲みたがる子どもはそうそうおらんかな→え?→すえの子よ,まだ飲みたいんか→飲ませる→もしかして→ちびりちびり飲んだら味わい深いんかな→ところで風呂上がりの前はというと→パパ・さきの子・すえの子が男湯→ママ・うえの子・あとの子が女湯→そんなところに→女湯のノレンをくぐって出てきたのは,うえの子→走るな走るな→「パパ,ちょうだい」→あいよ→飲ませる→どや?→「おいしいなあこれ」→待て待てどんな味覚や→んでさきの子と遊ぶ→おいしいというが繰り返して飲みたくはないってか→すえの子がまた欲しがる→飲ませる→だいぶ減ったな→ママ登場→「あたしもほしい」→あいよ→口に入れたのを見計らって「ああすまん,糖分のない炭酸水を買うてもてなあ」→ママ「甘いやんこれ」→甘いか?→甘いか?→もしかして→すえの子の唾液が混じったからか?

噛む

  「ほな夕食,いただきます」
「食べてや.そうそう,今日おもしゃかってんで」
  「食べモンで,何かあったんか」
「せやね.晩ごはんとは,ちゃうんやけど」
  「…」
「すえの子ちゃんがね,アメを噛んでまうねん」
  「!」
「それも,かったいのんをね」
  「ほ…ほお」
「家の中でそんなんするのん,パパだけやから,びっくりしたんよ」
  「ん? ほかの子らは,せえへんのんか?」
「噛めへんで」
  「せやけど,すえの子であれ誰であれ,アメは噛むモンやと,教えたことはないんやがなあ…」
「パパが噛んで食べてんのん,見てたんとちゃうかなあ」