わさっきhb

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水遊びの前に


さきの子・あとの子が通っている保育所で,水遊び用のプールの設置を手伝いました.
写真のとおり,グラウンドの一角にプールを置きます.組み立て式になっていて,水遊びをしない期間は,3つに分けられ,保育所の建物の裏側で保管されています.
プールだけだと,直射日光がすさまじいので,テント*1を設置して日よけにします.
写真のプールは2歳児以上のもので,0歳児・1歳児は,もっと小さなプールで遊ばせます.小さなプールも,実は写真に入っています.写真の右下,ほんの少しだけ表示されている黄色いのが,そのプールです.
設置作業は,保育所に通う子らの父親が集まりまして,保育所の園長先生をはじめ先生方の指揮のもと,行いました.
1時間ほどで終了し,所内で缶コーヒーをいただいていると,園長先生がお越しになり,組み立てのお礼とともに,水遊びの注意点についてお話がありました.
もっとも印象に残っているのは,おぼれたときの行動です.大人は,手足をばたばたさせたり,げほっとしたりしますが,小さな子どもたちは,そういった抵抗をしないというのです.静かに,水に沈むか浮かびます.浮かぶときは,お腹そして顔が下になります.
園長先生らが研修に行って聞いた事例では,ある先生の真後ろで,一人の子どもがそのようになり,プールの外からの指摘で気づいたものの,命を救うことはできなかったとのことでした.
水遊びは,楽しく気持ちいいのは確かですが,水の事故と隣り合わせでもあります.保育所では,プール内外に複数の先生を配置して監視するのはもちろん,プールに入る子どもの数を適度に制限しており,プール内で自由に遊ばせるだけでなく,列を作って歩かせるなどして子どもどうしでも相互に行動を見るようにすること,年齢に応じて事前に水遊びの注意点を学ばせること,などを通じてこれまで事故ゼロを維持しているとのことです.

*1:保育所名は,画像加工で消去しています.