わさっきhb

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不快なドアガチャ

大学院の前期某ゼミは昨日終了しました.学生は,発表そしてその準備のみならず,質問をしたりコメントを記入したり,グループワークをしたりと,充実の内容だったと思います.
さて昨日は事情により教室の最後部で発表を聴いていたのですが,そのとき,困ったことが起こりました.部屋後方のドアが開き,学生がのぞき込みます.ゼミをやっていると知ると,入らずに閉じます.
室内の者からすると,不快なドアガチャです.
そういうのが5回も発生すると,こちらもイライラが募りまして,廊下に出て学生を呼び止め,説教をしました.学生の言い分はというと,その次のコマに試験があり,早めに入っておきたかったとのことです.
ある先生が,不要な紙の裏にホワイトボードマーカーで「ゼミ中 関係者以外 入らないように」と書き,お持ちのテープで,ドアに貼り付けました.それ以降,無用なドアガチャはなくなりました.
さてこの件,対策をしていないと,後期も出てきそうです.
「ゼミ中」とドア前に掲示するのは最も有望です.学科内でも,プログラミング演習科目の授業中には,演習室に「授業中」の掲示ができるようになっています.プリンタで打ち出して,ラミネート加工して,マグネットともに持参しますか…
そう,「ゼミ中」の掲示掲示するなら,自分か誰かがゼミで毎回,持ち歩き回収する必要があります.これはなかなかの手間です.そしてどこに掲示すればよいかという問題もあります.ドアに貼りつけたけれど,空調を使用しないのでドアは開いたままだった,というのでは話になりません.
次に思い浮かぶのは「教育」です.受講する授業でなければ,教室に入るなと,各授業を通じて指導するのはどうでしょうか…
しかしこれはこれで,学生は「面倒なことが増えた」と感じることになりそうです.空き教室に入って空調を入れ,試験勉強をするなり,試験でないのなら他の学生と談笑をするなり,してはいけないというのですから.
ほかに思い浮かんだのは,ゼミの発表や議論を活発にし,部屋に入ろうとする学生に,ゼミ中であることを分かってもらうことですが…そこまで大声を出せるのかというのが課題となります.ドアを閉め,冷暖房を入れていると,外からは授業中なのか空き教室なのかが区別できないのもまた,困りものです.またそんな理由で「活発にする」ことを強いるのがいいのか,という,そもそも論も思い浮かびます.
思いつきでは何も進みません.後期に効果的な対策を講じることができたら,また報告します.


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