わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

階段上り下り

1. 上り

「今日わはね,近所の公園の改装工事が終わったっていうんで」
  「お,あそこのか」
「すえの子ちゃんを,連れてったんよ」
  「そっか.あの子,遊んだか?」
「もう遊ぶも何も,すごいで! お兄ちゃんお姉ちゃんらとも一緒になろうとするし」
  「ふーん,ほなまあええやん」
 「まま,いってきまーす」
「あ,すえの子ちゃんやね,行ってらっしゃ〜い」
  「いってきますって,どこ行くねん」
「階段を上って,2階やね」
野暮な解説:自分のちょうど背中の方向に,階段があります.
  「まあ遊ばせとくか.散らかしたら,片付けさすかな」
 「まま,いってきまーす」
「は〜いはい」
  「2回目やが」
「ええねん」
 「まま,いってきまーす」
「行っておいでや」
  「3回目,って何を意味しとんねん」
「こっち見てってことやろ…あら,すえの子ちゃん,いっぱい持ってるのね!」
自分も振り向くと…
  「えっとなになに,おもちゃの入った巾着に,うちわに,どでかい鉛筆に,あとアンパンマンの風船か」
「いろいろ持っときたいねん,あの子は」
  「すごいな」
 「まま,いってきまーす」
  「4回目やぞ」

3. 下り

では晩ごはんいただきます → ぱくぱく → 週末は何するんやったかな → はいはい分かった → 「まま〜」 → すえの子の声 → 階段だ → 俺のちょうど背中の方向に階段 → 「あ,すえの子ちゃん」 → 妻の声 → 「そのブランケットね」 → 「階段で滑らしたら危ないねん」 → 「そこに置いて,降りといで」 → そら,危ないなあ → すえの子はどう反応する → 「やだよーだ」 → これが返答 → ちなみに2歳5か月 → こらこら → 「あかんねんて,危ないんやから」 → 妻 → そう言うわな → 「やだよーだ」 → 高いところは気分がいいのか → 俺,立ち上がる → にこやかに無言で → すえの子の前まで → 階段はちょうど真ん中の段 → もう一度にこやかに → すえの子の目を見ながら → 手にしていたブランケットをさっと奪い → 1階へ → ふう → これで安心して食事を再開… → うわあん → すえの子の泣き声 → 階段のど真ん中から → うわあああん → 今年最大級の泣き声 → 悪かった悪かった → 俺,もう一度立ち上がる → すえの子をだっこ → 妻のもとへ

野暮な補足

時系列としては,下りの出来事の10分後に,上りのやりとりをしました.
なので,いろいろな物を持ち,たびたび「まま,いってきまーす」と言ったのは,ブランケットを取ったパパへの,すえの子なりの抗議と解釈することもできます.
どでかい鉛筆は,今朝検索しました.Amazonで見つからず,商品名も不明なのですが,近そうなもの3つにリンクしました.