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なぜ情報処理?


「1年生のみなさんは,前期と後期に1科目ずつ,情報処理の科目を履修することになります.具体的な内容やクラス分け,アカウント配布の方法などを説明していく前に,『なぜ情報処理?』の,答えとなるものを,こちらでまとめてみました.
4つの項目からなります.
1番目は,『卒業のための必修科目』に設定されているからです.
とはいえ,これは大学の都合です.そこで,みなさんの必要性もしくはメリットになるものを,掘り下げてみますと…
大学生活を送るにあたり,履修登録をしないといけませんし,メールを読んだり送ったりだとか,図表や数式,文献の引用などを取り入れたレポートそして卒業論文の作成なども,していくことになります.
そういった『学生生活に不可欠な活動』をするにあたり,本学で利用可能なコンピュータとネットワークは,その基盤となっています.
活動を行うための,基本的な操作や注意点などを,情報処理科目を通じて学んでもらいます.
なのですが,コンピュータを使うことは,大学生活のためだけではありません.社会人になっても当然,必要です.あるいは趣味だとか,プライベートなところでも,使うことになりますし,活用していきたいものです.
そうしたとき,1台のパソコンにはさまざまなソフトウェアが入っていること,また既存のソフトウェアで,自分のしたいことがうまくいかないときは,自分で作ること,プログラミングというのですが,も行いながら,問題解決を試みるべきとなります.
ですので,ソフトウェア活用およびプログラミングを通じて,『自分のしたいことを計算機に伝える方法を学ぶ』を,学ぶ理由の3番目に挙げています.
最後に知っておいてほしいのは,本や論文を読んだり,先生や友人と会話したりするのでは,必ずしも,知ることのできない情報を,『インターネットを通じて,効率良く獲得』し,自身の知識や理解を深めることももたらす点です.検索して探すだけではありません.SNSなどを使って質問し,集まった答えを整理するというのは,現代ならではの活用法だと思います.
次のスライドで,もっと具体的に,学ぶ科目の内容についてお伝えすることにしますと…」

なにこれ

昨日の学部新入生*1向けガイダンスで,学内計算機環境と情報処理科目の説明をするよう依頼を受け,作成したスライドの1枚です.
大学における一つの学修に対し,複数の目的を述べるのには,元ネタがあります.研究室生活 基礎文法最速マスターに書いた,卒論・修論の位置づけで,かいつまんで言うと「研究室活動の集大成」「審査対象」「合格のための根拠資料」「後輩には先行研究」そして「研究室の知的財産」です.

失敗トーク

「キャンパスマップ*2をもとに,システム情報学センターの場所を見ていきましょう.
私たちのいる基礎教育棟は,ここですね.メインストリートに出て右を向けば,システム工学部A棟が見えます.
そっちに向かって歩くと,途中,左手に,図書館の建物があります.その建物とつながる形で,システム情報学センターの入口があります.
なお,システム情報学センターと,システム工学部の間に,1階建ての小さな建物がありまして,これは『ふれあい会館』という名前の食堂です.みなさんにとってはこっちのほうをよく活用するのではないかと思います」

*1:1年生と,3年次編入の学生が出席していました.編入生は,単位認定ができない場合に,情報処理科目を履修します.

*2:https://www.wakayama-u.ac.jp/c-map.html