わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

奪われるのがそんなにショックなんか

朝食は一日の活力 → ママいつもありがとう → いただきます → もぐもぐ → 隣室から泣き声 → そらまずいな → 立ち上がり → 隣室をのぞくと → すえの子が → 子ども用のイスに座ったまま → 大声で泣いている → 何があったんや → うえの子もいる → ちなみにさきの子とあとの子は寝間 → さて → うえの子は寝っ転がって → おもちゃをいじっている → 近づいて → 「なあ,すえの子に渡しちゃってえな」 → と優しく言うと → 「いや!」 → 「これ,あたしの!」 → と,うえの子 → 「遊びたいよなあ?」 → すえの子に尋ねると → 「ほしい,ほしい」 → と泣きながら連呼 → ひと息ついて → うえの子の持つおもちゃを取り上げ → すえの子に渡す → だけどすぐ → うえの子が奪い返す → というのを2度繰り返し → すえの子は → 力で勝てないという表情をし → パパも介入は失敗したなと思ったところに → ちゃぶ台を見ると → すえの子の前には → 牛乳の入ったコップだけ → うえの子にも → 牛乳の入ったコップと → 皿に乗ったトースト → バターとジャムがぬってあっておいしそう → すえの子は → 皿はあるが → トーストはない → 自分の分を → もう食べてしもたんやな → パパの朝食はご飯 → パン食もいいなあと思いながら → うえの子のトーストを手に取り → 半口分,かじる → なるほど甘い → トーストを皿に戻して → 数秒の沈黙ののち → 慟哭〔どうこく〕 → うえの子 → 「たべたあ,たべたあ」 → と泣きながら連呼 → そんなあ → 奪われるのがそんなにショックなんか → 渡せるおもちゃと,戻せない食べ物という違いもあるが → 泣く子と地頭には勝てぬ → 食卓に戻り → ママに事情説明 → 朝から大失敗やと白旗を揚げ → ママに対処を望む → 出張土産の洋菓子を → あげて落ち着かせようとなり → 箱を開ける → パパは → 黙々と食事をとり → ごちそうさまして → 皿を流しに運び → 隣室をのぞくと → うえの子もすえの子も → 1個ずつ洋菓子を食べている → すえの子は → 子ども用のイスに座ったまま → 涙をふかず → しかし無言で → 洋菓子を食べ → こぼしたのを → 指でつまみ → 食べカスを散らかすのはいやなのか → えらいぞと思っていると → 手をパッチンパッチンさせおった

(最終更新:2015-05-27 早朝.タイトルを「ちゃぶ台のまわりで」から変更したほか,いくつか書き換えました)