土曜日の朝の出来事を書いておきます.朝から体調が思わしくありません.朝食をとり,居間で横になっていました.
さきの子*1,そしてすえの子*2は,体をくっつけてきたり,脇腹の上に乗ってバランスをとったりしています.
そんな中,妻より声がかかりました.風呂を洗ってきなさいと.
なんとか体を持ち上げ,浴室に行き,風呂の栓を抜いて,洗剤はこれ,モップはそこ,と準備をしていると,居間から,すえの子の泣き声が聞こえてきました.
お気に入りのおもちゃを,奪われたのでしょう.よくあることです.
なのですが泣き声が思った以上に続き,ママか誰かが必要だなと思ったところで,居間へ行き,すえの子を抱きかかえて,風呂の脱衣所まで運び,椅子の上に座らせました.
涙を拭いたあと,
「パパがこれから風呂を洗うんで,すえの子よ,ここで見ときなさい」
と言い,背中を見せて自分の作業をしました.
はじめは,座ってぽかんとしていた子も,シャワーの音や,体を洗うのとまた違う洗剤のにおいに,興味を示したのか,椅子から立ち上がり,風呂場に近づいてきました.
「お風呂場に入ってきたらあかんで.そこで見とき」
「そのうち,お前にこの仕事をやってもらわんならんかもしれんからな.見るのも勉強や」
などと言って,脱衣所にとどまらせました.
入口付近にシャワーの水をかけたら,引っ込んで,水を止めたら,のめり込んで,といった場面もありました.
「よっしゃ,すっかりきれいになった.見ててくれて,ありがとうな」
と伝えると,すえの子の気持ちも晴れたようです.
以前より,だっこして少し離れたところへ連れて行くのは,どちらかという懲罰的な意味合いで,使っていました.
その対象となるのは,この1年ほぼ,すえの子でした.食事をせずにお気に入りのおもちゃで遊び続けていたときは,抱きかかえて廊下へ出し,立たせます.あかんねんでと言い,分かったという反応がなければ,ドアを閉めることも,何度かやってきました.
掃除を分担することよりも,食事の時間は皆で食事をとることよりも,おもちゃでけんかしない(腹を立てない,泣かない)ことよりも…
強制的に現状から切り離して,それまでどうだったかを少しでも冷静に考え,どう行動すればいいかを判断させることが,自分の家庭教育の担当となっています.
(最終更新:2015-06-29 昼.タイトルを「パパから3歳の娘への家庭教育」から変更)