わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

風呂に入ろう3話

その1

 「ダメなの!」
  「何よお」
 「パパじゃダメなの!」
  「そっか.わかったよ.ほなパパ,ひとりで風呂に入るぞ」
 「あ゛〜!! ダメ,ダメ!!」
  「何やあ」
 「おふろはパパとなの!!」
  「わかったわかった(それとこれとは別ってか…)」

その2

  「よっしゃ,4人でこれからお風呂に入ろうか」
 「ちゃうよ!」
  「ちゃうんかいな」
 「さんにんやで!」
  「いや,4人やろが」
 「さんにん!」
  「ん? 確認するぞ…パパ,さきの子,あとの子,すえの子.で4人やろ?」
 「ちゃうの! さんにんなの!」
  「なんでやねん」
 「こどもが,さんにんなの!」
  「パパも数に入れてぇやぁ」
 「さんにんなの!!」

その3

年中のさきの子・あとの子は,自分で脱いで,風呂に入ります.
なのですが,靴下を脱ぐのに苦労することもあります.汗で,なかなか脱げないのです.
そんなとき,甘えもあってか,足をこちらに差し出して,脱がせてと無言で迫ります.そして,双子のそれぞれで行動が違います.
あとの子はオーソドックスです.こちらに正対して,足をくっと,前に上げます.
さきの子が問題でして,靴下以外を脱いでおき,こちらに背を向け,頭を床につけてから,片足をがっと,上げます.
いかに父親の前とはいえ,そのポーズはちょっとなあと思いながらも,自分で脱ぎなさいと言ったところで,足を左右に振り,脱がせよとせがむだけなので,こちらが根負けします.
子らが風呂から上がってすぐ拭けるよう,タオルを持っていて,このポーズを取ってきたとがありました.いたずら心がわいてきまして,タオルの片方の端を持ってだらんとさせ,具体的なやり方は差し控えますが,そうするとさきの子は,くすぐったくなって力が抜けました.もう一度やってと,再度ポーズをとってきたところで,こちらも我に返って靴下を脱がせました.