わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

紙芝居の向こうに

晩ごはん → ごちそうさま → すぐ風呂は → 体に良くないな → 何する? → 「紙芝居 → 読んじゃって」 → と妻 → どれなん? → どこなん? → 「さきの子ちゃんか → あとの子ちゃんに聞いて」 → と妻 → 2人はどこに行ったよ? → 2人がこっちにやってきた → 2人で紙芝居を持って → よっしゃ,これやな → 取り出すと → 「あめかいゆうれい」 → 何かこわそうやな → これでええんか? → うなずく2人 → わかった → けどここは手狭やから場所を移そう → ここにしよう → 畳の上で → パパは足を広げ → ここで状況確認 → さきの子もあとの子も → 座ったな → うえの子は → ピアノのお稽古か → すえの子は → どこ行ったんや → まあええか,それでは → あめかいゆうれい,はじまりはじまり〜 → 1枚目を読んでいると → うえの子が来た → 台本は → とんとんとんと戸を叩くところを → 「ぽろん,ぽろん,ぽろんと,ピアノの音が聞こえました」 → とセリフを変えてみると → 3人は大喜び → 妻の叱り声で → うえの子はピアノに戻る → まじめに読み進め → 佳境に差しかかったところで → すえの子が来た → ちょこんと座る → ひと呼吸置いて → さきの子とあとの子が立ち上がり → 脱兎のごとく → 紙芝居から離れて行った → え? → 何があったんや!? → 紙芝居の向こう → すえの子を見ると → 右手に竹輪 → 疑問は氷解 → あの子らも → 竹輪がもらえると思ったんやな → 向こうでは → ほしいほしいの声 → すえの子よ → お姉ちゃんら来るまで,待っとこか → しっかし → 幽霊やら親心やらよりも → 食べ物ほしいんやな → ああ,そうやそうや → すえの子よ → 早よ食べてまいや → お姉ちゃんらに,取られんようにな → うなずくすえの子 → そこからは無言で → 少し待つと → 2人が戻ってきた → 1本の竹輪を半分ずつ → すえの子の手に竹輪なし → ほな再開しようか → なんとか大団円

落語では舞台が京都高台寺になっており、最後に幽霊が「子が大事(高台寺)」と言うのがオチになっている。

子育て幽霊 - Wikipedia