本日,学会誌(情報処理 Vol.56, No.12)が届くとともに,「IPSJ メールニュース(11月17日)」も受け取りました.
まつもとゆきひろ氏が巻頭コラムに登場するほか,「プログラミング言語Rubyの最新動向」と題して,12の記事(編集にあたって・座談会を含む)が掲載されています.それらは以下より,オープンアクセスで,閲覧およびダウンロードができます*1.
紙媒体をざっと読み,こことここが繋がっているのかと驚いたり,座談会の中のitojun・IPv6・Rubyの結びつきにはなるほどと感じたりしたのですが,言われない限りそんなの書かないよと思ったのは,以下の箇所でした(p.1161).
(略)《配列リテラル》の構文規則は1つの生成規則では規定できない.たとえば「%w((ab cd)(ef))」のように「%w」の直後が左括弧で始まるものはそれに対応する右括弧までが《配列リテラル》の範囲であるが,その値はカッコ構造とは関係なく,空白で要素が区切られたもので,この例では["(ab", "cd)(ef)"]である.
手元のirbとpryで試してみると,確かに,["(ab", "cd)(ef)"]となりました.
(リリース:2015-11-18 朝)
*1:「目次・表紙」のみ非会員有料となっていました.