昨日の記事の続きです.愛知県内某所のホテルで泊まりました.
家では,自分は好きな時間に寝て好きな時間に起きるので,寝間は妻子と別ですが,ホテルに泊まるとなると,そうはいきません.
明かりを消して,おやすみなさい.…
「パパぁ」
「ん? その声は…あとの子か」
「そうやで」
「どうした?」
「パパにね,ききたいことが,あるねんけど…」
「何や?」
「それきいてから,パパもあたしにきいてね」
「えっと…あとの子が,まず,パパに質問して,その答えを言うたら,今度はパパがお前に質問するねんな」
「わかった?」
「あいよあいよ(この子と会話してたら,どっちが親か分からんことがときどきあるんよな…)」
「じゃあきくで」
「…」
「パパは,どうしてママと,けっこんしたんですか?」
「うわ,自分の子どもから,そんな質問が来るとは…!」
「こたえてね.ウフ」
「う〜ん,あ〜,え〜と,あれや,ご縁をいただいたんよ」
「なんて?」
「ご縁!」
「ごめんってぇ?」
「ご縁! 縁や」
「えん?」
「あ〜,とりあえず『縁』という言葉が伝わったな.これはやな,えっと…」
「運命やったんよ」
「うんめい〜!?」
「(ママが口出し,いや助け船かよ)」
「かっこい〜ぃ!」
「ああまあ格好いいな」
「わかった.じゃあつぎはパパね」
「ん? ああ,こっちから聞くんやな」
「そうやで」
「答え考えながらな,聞くこと決めてたんや.いくぞ…」
「…」
「今日食べた中で,一番おいしかったのは,なあに?」
「えっと…」
「(お,考えてくれてる)」
「いろいろたべたよなあ…」
「ふーむ,例えば,夕食の時に食べた,おかわり自由の味付きご飯は,どうや?」
「あああれおいしかった」
「ほな,今日の一番は,それにするか?」
「そうする」
「ひじきごはん,おいしかったよなあ!」
「今度はさきの子か!!」
“ある日〜パパと〜ふたりで〜♪”と歌い始めれば,続くのは“語り〜合ったさ〜♪”(グリーングリーン)ですが,自分が父親と語り合ったという記憶はありません.
そのかわり月1局くらいの頻度で,将棋を指していたのを,記事を書きながら思い出しました.