わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

本の予約 イガイに使える ISBN

まとめを見ると,肝心のツイートは「削除されています」となっていますが,まとめのタイトルとリード文の横に,記述例の画像が残っています.最初の行は発売予定日(販売前の本の予約をしたいので),2行目は出版社名など*1,そして3行目にISBNです.4行目は書名をカギカッコに入れており,5行目は著者名です.横線を引いて,予約をしたい自分の名前,そして電話番号を記入すれば完璧とのこと.
ISBNは本を特定するのに便利で,私もAmazonで注文したり,はてなダイアリーのisbn/asin記法で書籍その他を指定したりするのに,活用しています.職場の発注でも,書名とISBNを記入していれば,問題なく届いています.
そのほか,ISBNは,情報処理教育にも活用できます.担当科目ではここ2年間,採用していませんが,かつて,大学1年生向けのプログラミングで使用してきました.
とはいえISBNから書名などを求めさせるのは,無茶でして,かわりに,入力となる文字列が,ISBNの値として適切かどうかの判定を,Cのサンプルプログラムとして,紹介し解説していたのでした.
入力は「数字列」ではなく「文字列」です.10桁のISBNでは,チェックデジットに「X」が書かれることがあるからです.13桁だと,数字のみです.ハイフンは,入力前に除外しておきます.
10桁と13桁とで,判定もしくはチェックデジットの計算方法が異なります(wikipedia:ISBN).そこで,2006年度までは10桁で,その後は2種類あることを述べた上で,13桁で,プログラムを作ってみた記憶があります.
先ほどハイフンを除外と書きましたが,ハイフンを入れて書いたとき,そこには国番号や出版社コードも含まれており,出版の規模を伺い知ることもできますし,慣れてくると,チェックデジット計算をせずとも「おかしい」と気づくことがあるかもしれません.
またハイフン込みで20文字もいかない情報から,書籍を特定できるのは,ISBNコードをキーとして検索し,結果を得るための仕組みが,書店や図書館の検索にせよ,Amazonその他のWebサイトにせよ,整備されているからです.ここから,パソコンやスマートフォンの画面の向こうに,プログラムの実行や我々の生活をサポートするモノがあること,すなわち「情報システム」へと,視野を広げることができます.


タイトル五七五,まだなんとか頑張っています.「本の予約 以外に使える ISBN」が当初案でしたが,「本の予約 意外に使える ISBN」もあるなと気づき,最終的に「イガイ」をカタカナにしました.

*1:「コンピュータブックス」と読みとれるのは,書籍のシリーズ名でしょうか.