わさっきhb

大学(教育研究)とか ,親馬鹿とか,和歌山とか,とか,とか.

ボールを蹴って,キャッチしよう

 「わすれものとりに帰る.パパこれもっといて」
   「んん? ボールか.あいよ」
青いボールです.野球のボールよりは明らかに大きく,バレーボールよりは少し小さいくらいです.
両手で力をかけると,ペコッとへこみますが,緩めれば球体に戻ります.しかし買ったときから,空気が減ってしまっています.
飛びにくくなったとはいえ,お庭で,キャッチボールをするわけにはいかんな…
1人で軽く,蹴ることはできるかな…
まあまあ,飛び上がります.2,3度,やっていると,さきの子が来ました.
  「パパ,ボールちょうだい」
   「あ,いやこれな,うえの子おねえちゃんから預かってんねん.…」
   「今パパがやってたの,やってみるか?」
  「なになにぃ?」
   「まず,ボールを両手で軽く持って,腕を前に伸ばして,胸の前に出します」
   「ボールを離したら落下して…」
   「自分の足で軽く蹴ったら…」
   「上に飛んでくるんでそれをキャッチ…」
   「したかったんやが失敗.やり直すで」
やり直すと,今度はうまくキャッチできました.
ボールを渡して,さきの子にさせてみました.ボールが足に当たってから,あっちゃ行きこっちゃ行きしました.
手足のコンビネーションが必要な上に,ボールの動きにも注意しないといけないので,この子には難しそうです.
何かやっていると聞いて,駆けつけてきた,すえの子にも,手本を見せてからボールを渡しました.自由落下するボールを足に当てる段階で,苦労していました.
うえの子が来ました.またも手本を見せたときには,理想的なボールの上がり方をし,離したときと同じ位置で,ボールをキャッチできました.
   「こんなふうにな,体をほとんど動かさんと,でけたらええんやが,やってみな」
渡してみると,最初の蹴りで,ボールがこちらの胸元まで,飛んできました.
   「ボールコントロールは,難しなあ…うえの子よ,できるだけ上方向に行くように,蹴るんやで」
もう一度渡して,みんなが見守る,うえの子の2回目…
蹴ったボールは,ほぼ真上に上がりました.でも速すぎます.
そして,ボールが本人の顔面を直撃しました!
地面を這い転がっていくボールには目もくれず,みな,うえの子に近寄りました.
  「おねえちゃんだいじょうぶ?」
 「うん,大じょうぶよ.当たったの,ひたいのとこやったしね」
といったところで,ママが来ました.
   「おっ,(車の)キー持ちのママが来た.公園へ行って,またボールで遊ぼか」
 「うん!」
  「うん!」


スポーツネタとしては,昨日の続きです.『小学校学習指導要領解説体育編』のPDF版には,いろいろなボール遊びやボールの操作が記載されていますが,上記の遊び方は,見当たりませんでした.
ところでp.41には「Gボールに乗って, 軽く弾んだり転がったりすること。」という表記が出てきます.Gは箇条書きの通し番号ではなく,「Gボール」で1つの単語と思われます.
検索すると,日本Gボール協会のサイトが見つかりました.日本Gボール協会とはよくある質問で詳しく書かれています.「バランスボール」のことですか.