わさっきhb

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実演の準備

今週の演習科目は第14回.グループワークは,2週間後の授業で実演をしてもらいます.
実演については,各グループが作ったWebアプリケーションを稼働し,学生(受講生)・TA・学生がそこにアクセスすることにします.どこで稼働するかですが,演習室内の教員用PCと,各グループ指定のPCという,2本立てを採用することとし,授業中にアナウンスしました.
実演前に提出してもらって,ぶっつけ本番というのでは,どれだけ不具合が発生するかわかりません.そこで,第14回授業の途中で,プログラムなどの事前提出をしてもらいました.
具体的にはこうです.グループごとに指定のディレクトリに,ファイルを集約してから,tarコマンドでアーカイブしたものを,提出してもらいます.その中にはいわゆるreadmeファイルも配置し,起点ページURL(ホスト名込み)と,実行にあたっての注意点などを書いてもらいました.
各グループのtar.gzファイルを回収した教員側は,伸張してreadmeファイルを読み,起点ページURLのホスト名を教員PCのものに置き換えて,ブラウザでアクセスできることを確認します…
が,readmeのファイル名に日本語を含んでいてEmacsでは開けないとか,データベースアクセスができないとかいったトラブルに見舞われました.
ファイルを開くのに関しては,端末からcatコマンドを使用すれば,読めました.またデータベース(SQLite)アクセスの不具合については,ファイル名にグループ番号を含めるよう修正してもらい,教員サイドでは,Tomcat稼働のstartup.shを実行するのに先立って,データベースファイルを実行ディレクトリにコピーさせておくことで,解決を図ることにしました.
Webアプリケーションの開発・運用にあたっては,プログラミング能力はもちろん,問題の切り分けや,実現困難な作業の見切り,Webを通じての情報収集,そしてグループ内,グループ外(主に教員)とのコミュニケーション・合意形成など,総合力が問われます.
教室を巡回し,画面に表示されているコードや,対話を重ねる姿を見まして,手探りながらグループワーク課題を企画し,取り組ませて良かったと,感じています.