「ママも助手席に座ったし,では出発するか!」
「やったー!!」
「まず,この大通りは…左からでも右からでも行けるが,右折にしよう(ハンドルを切る)」
「パパどこ行くの?」
「え? インターやろ」
「左折ちゃうのん?」
「ああ…左折の方が,距離は短いけどやな,右折のほうが楽やねん」
「そうかなあ?」
「狭い道はないし,信号は少ないし」
「…」
「(ここでボケよう)左のママの顔を見る必要もないし」
1秒もしないうちに,ママのパンチが炸裂しました.といっても,痛みを伴うものではありません.こちらの頬に,ママの右手を当てて,いったん止めてから,えぐるように打ってきます.うえの子が生まれる前は,よく,こんなボケツッコミをしていたものです.
「うわっ」
「当たり前やん! ママの顔を見なさい!」
「へいへい,すんませんでしたな…」
「うわわっ! 後ろからパンチって何やねん! さきの子とあとの子か! 信号待ちをいいことに,こっちにパンチを繰り出してきたな!! 頭はやめてくれ,せめて肩を…また頭かよ!!」
子らのパンチも,物理的な痛みはありません.ですが,精神的な痛みを伴います.
皆で笑ったあとは,安全運転で目的地までたどり着きました.